山田悠介「オール」

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アパレルエリートサラリーマンを止めて、飛び込んだバイト先は「なんでも屋 花田」。
その名のとおりできる限りなんでも依頼を受けて仕事をするところだ。
登場人物は4人。主人公 荻原健太郎、なんでも屋の社長 花田 そしてその従業員の長崎とクマ
たった4人しか主にでてこないのに、人物像が鮮明に映し出されていてかなりいい作品だと思いま
した。良かったのは荻原が母に会社を辞めていたことを黙っていたことをいいだせずにいたが、一
度は母にどうにでもしろといわれるが数日後、花田宛の手紙に母の愛情のこもった手紙が届く。
その内容がやっぱり、子供はかわいいんやなというのが実に良くあらわれていてよかったです。
最近は実の親子を殺したり殺されたりという事件が多発しているのが気がかりです。
山田悠介のうまいところは、情景描写より人物の感情をよりリアルに読者に伝わらせるために、
細かく書いていることやと思う。