山田悠介「メモリーを消すまで」

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犯罪がどんどん凶悪化、低年齢層化する中でその数も増加の一途を辿っ
ていた政府は全ての人間にメモリーチップを埋め込み記憶の管理をする
法を制定した。
犯罪を犯したものはその重さにより、記憶全削除、一部削除などの措置
がとられることになり犯罪率も低下していった。
その記憶を操作できる記憶操作官は国家試験を受けて合格したものだけ
ができるというものだったが制度ができて半世紀たった今では違法な記
憶の改ざんが行われたり内部の権力抗争に明け暮れる部署が多発してい
た。 そんな中身勝手な親により捨てられた子供たちによるストリート
チルドレンと呼ばれる子供たちがグループを形成して犯罪を犯しながら
生活していた。
権力を掌握したい黒宮猛と不正を許さない相馬誠との確執は深まるばか
りだった。そしてある事件をきっかけに相馬に弱みを握られた黒宮は相
馬の記憶を消し去ることに成功するが・・・。