石持浅海「心臓と左手」

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副題に「座間味くんの推理」とあるんですが座間味くんとは「月の扉」で活躍した人物です。スピンオフ的な作品に仕上がっています。当時の担当刑事が座間味くんと会話をしながら事件のことを話すのですが、座間味くんのスパッと切れ味するどい見解が爽快です。

・貧者の軍隊

・心臓と左手

・罠の名前

・水際で防ぐ

・地下のビール工場

・沖縄心中

・再会

短編7編で構成されています。最後の再会が感慨深かったです。月の扉でハイジャック犯に人質に取られた女の子が小学生となり座間味くんと再会します。女の子の家庭環境は最悪でハイジャック事件からすべてが壊れてしまったということでした。

それを聞いた座間味くんが独自の見解を述べる。それを聞いた女の子は未来へ希望をもつという展開です。

この話だけではないですが座間味くんの独自の見解というのが物事の本質を突いていてとても気持ちいいです。

このシリーズはもっと増えそうだなと感じました。