石持浅海「カード・ウォッチャー」

カード・ウォッチャー (ハルキ文庫 い 18-1)
石持 浅海
角川春樹事務所
2014-07


”業務中に椅子が壊れて転げ落ちたときに右手首を痛めてしまう。そのときは大丈夫だと思ったが翌日痛くなったので会社を休んで病院に行った。旦那のこの話を友達に聞いてもらう妻だったがその友達から「それ労災やん」と言われて労働基準監督署に報告する。
その報告を受けて監察官が実態を調べにくるが到着寸前に倉庫で社員のひとりの遺体がみつかる。すでに死亡していることから何とか監察官の調べが終わるまで隠しておこうとする。
果たして隠し通せるのか? そして事故?他殺?”

労働基準監督署対会社の構図なんだけど、遺体を見つけた時点で監察官の調べを優先するっていうのはかなりブラックというかちょっと現実離れしている気がしました。

とにかく隠ぺい工作をするのですがことごとく監察官に打破されるのは当然といえば当然のような気がします。整合性がないのに無理やり作ろうとするから必然的にほころびが出ますよね。

実際に監察官が来て調べられたことはないけど、こうやって調べていくんだと小説を通して勉強できたことは良かったと思います。