柴田よしき「水底の森 上・下」

読書感想

水底の森〈上〉 (文春文庫)
柴田 よしき
文藝春秋
2011-04-08


水底の森〈下〉 (文春文庫)
柴田 よしき
文藝春秋
2011-04-08



”アパートで顔をつぶされた死体がが発見された。アパートの住人であった風子と呼ばれる女が重要参考人として指名手はされる。そんな中アパートから2kmの公園で男性の死体が発見される。2つの死体は関連しているのか?そして風子はなぜ逃走し続けるのか?

風子という女性の 生涯を色濃く描いた長編作品です”

上下巻というころもありボリュームはたっぷりあります。そのボリュームに負けないぐらい内容は濃いもので風子、そして風子を追う刑事の遠野要の人間模様をみせつけてくれます。殺人事件というミステリー小説ですがその中でもキャラを色濃く描いていくというのは柴田よしき作品の読者ならよくわかると思います。

とにかく風子の人生が波乱万丈で息もつかせぬ展開で先を読みたくなります。数多くの登場人物がでてきますがそのどれもが一味も二味もあるキャラとして光っています。さすがは柴田よしきと頷きたくなります。

肝心のストーリーもよく練られていてとても面白かったです。単なる殺人事件というだけではなく様々な人間の葛藤を描いた作品になっています。この作者はシリーズものもありますがこちらはそういうものではないので初めて読む方にもおすすめだと思います。

本日はブログを読んでいただき、ありがとうございました。

 

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