東野圭吾「同級生」

読書感想

一人の女性徒の交通事故からはじまります。次第に調べていくうちにその女生徒が妊娠していたことが発覚。そしてその事故?事件?を隠蔽しようとする学校側、なんとしてでも真相をしりたい生徒側の構図で進行していきます。
東野作品の大きな特徴は「大きな主題」がありその横で「問題提起しようとする別の主題」が同時進行していくことがよくあります。今回も徐々にその二つが絡みあっていきます。
主人公西原の妹の晴美は生まれつき心臓に穴があいています。それが先天性のものなのかどうか? これがもうひとつの主題です。一見なんの関連性もないような事柄がもうひとつの連結されるピースを加えることで全体がつながってきます。
しかもそれは別のところから投入したものではなくやはりどちらかの主題から派生したものなのです。今回は同じ同級生のの水村緋絽子がそのピースでしたがほんとうに見事です。
学生時代の気持ちの揺らぎを表したとても共感できる作品でした。^^

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Posted by クロスパール