今邑彩「大蛇伝説殺人事件」 

読書感想

父親の探偵事務所を引き継いだ大道寺綸子だが仕事はなく
助手の土方由紀夫と世間話をしていた所に父の知り合いという
月原芳乃という40代と思われる女性が現れる。
夫、月原龍生が殺害されたことを調査してもらうために来たのだが
綸子の父親が死亡していたと知るとそのまま帰ってしまう。
実は綸子と芳乃は以前にあっていて、そのときのことが気になり
月原邸に伺うと娘の智美から改めて依頼を引き受けることになる。
月原龍生の遺体はバラバラに遺棄されており、ヤマタノオロチの
神話になぞらえられていた。 
それは憎悪の塊がなせることなのか?それとも・・・。
被害者が画家ということもあり、その画の題材として島根県の
出雲地方に伝わる神話の話を引き合いに出しています。
タイトルはべたですが内容はプロローグから引き込まれるものが
あり、エピローグとプロローグが交わったときに過去と現在が
交差しあうという私の好きなパターンで書かれています。
この作家の本はまだ10冊程度しか読んでいませんが、大道寺
綸子、土方由紀夫ペアのシリーズがあってもおもしろいと思いました。


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Posted by クロスパール