柴田よしき「PINK」

読書感想

「そろそろ時間切れです。心の準備をしてください」との謎のメール がメイの元に届いたことから少しずつメイの周りで違和感がある ことが増え始める。夫・達也の様子が全く違う人間の振る舞いに なっていたことに気づく。 メイは友人である奈津美に相談をしにくことにした。奈津美は 占いの力に長けた人物でもっとも信頼できる人物だったからだ。 そこで占ってもらった結果、PINKに気をつけなさいといわれるが 果たしてPINKとは何を意味しているのか? メイは阪神大震災で最愛の婚約者をなくしてしまう。 最後まで読むとすべてはここから始まっていることに気づかされ ます。多くの人の心に影を落とした震災・・・。 それでも前を向き 必死に生きていこう、起こったことをしっかりと受け止めていこう という強い意志が感じられる作品でした。 1冊で完結ですが上下巻という長い作品にでもできるような 題材であると思います。 そして本当に大切なのは「今・現在」なんだというメッセージを 受け取った感じがしました。

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Posted by クロスパール