山田悠介「ライヴ」

読書感想

新種のウイルスが発見されそれに感染するとかならず死ぬ! 特効薬はまだ開発されておらず、た
だ「死」がくるのを待つのみという生活を送る人々が増えていた。そんなある日ネット上である変
な噂がながれた「新種のウイルスの特効薬が欲しいものは指定された日時に指定場所に来い」と。
半信半疑ながらも主人公はその場所に赴くが、そこで待っていたのは過酷なロードレース。
そのレースにゴールしたものだけに特効薬をわたすというもの。本当かどうかもわからにのに、
それにすがることしかできない人々。主催者側は悠々とレース観戦をしながら選手の妨害をすると
いうのを繰り返す。それらを潜り抜けゴールしたとき、特効薬は・・・? そして、レースの本当
の意味は? 
感想
まさに、今の社会をうまく比喩表現しています。そう、支配する側と支配される側。レース直後
移動のバスで知り合った2人と行動をともにする主人公。数々の難所を3人の力でクリアして
いく姿がテレビ中継されます。このレースに我も我もとテレビに食いつく観客。そして、ゴールに
近づいたとき真実が明かされる! その真実はゴールしたものだけに! 仮に本当にこの様な番組
があったらみんな釘付けなんやろうとおもう。 今のテレビ業界に警鐘を鳴らしているとも思える
作品です。

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Posted by クロスパール