山田悠介「8.1」




この本は題名タイトルを含む4つの短編小説です。

 ・8.1
高校生の舞はバケトン(お化けトンネル)に夜中に探検にいくのが癖になっていた。ネットでしりあった
4人組でいつも行動しているがなかなか本物のスリルを味わえないと嘆いていた。そんな時、ネットでバ
ケトンのうわさが、昔そこに赤ちゃんを捨てて逃げた親がいて赤ちゃんの声がトンネルから聞こえるとい
うものだ。なんだか、いままでにない本物っぽい噂に興味をそそられそのトンネルにいくが、そこで待っ
ていたのは舞自身に関するある秘密だった。

 ・写真メール
輝は携帯で写真をとって友達をびっくりさせてやりたかった。しかし、ただ少しばかりの変わった写真と
いうのではなく本当にとりたいのは死体だった。よくラジオをつけては近くで殺人事件がないかと聞いて
いたがそうそう都合よくあるわけもなく日々退屈していた。ひょんなことから、近所で事件がおこり現場
にいってみるとなんと公園で死体に遭遇し写真に収めることができた。しかし、死んだと報道されている
子供が尋ねてきて・・・。

・黄泉の階段
最愛の恋人が死んでしまった彼女は目が見えなかったが本当に彼女といると安らぎを感じることができ
た。しかし、板垣はそんな恋人由美子に言っておかなければならないことを告げる間もなく死に別れてし
まった。なんとしても、その思いを伝えたい板垣は死者を生き返らせることができるという神社を訪ねて
行く。そこで、なんと由美子と再開を果たすのだが板垣の言いたかったこととは?

 ・デスゲーム
付き合って2年になる美沙と達也は遊園地に遊びにきていた。達也の誕生日に合わせて美沙が計画したの
だ。いつも自分勝手な美沙は今日も相変わらずという感じで達也も自分の誕生日なのにとふてくされてい
た。そんなこんなで、ジェットコースターに乗った2人は1週目がおわり降りるはずなのだが、なにやら
黒い服装をした集団が降り場ででしきっていた、そのとき、このジェットコースターはもう1周まわりま
すと、ラッキーとはしゃぐ美沙だったが達也はなにか違和感を感じていた。そしてジェットコースターが
ループの頂上にきたとき、信じられない放送が・・・。

 感想
 お薦めは「デスゲーム」です。やはり、山田悠介の真髄、そして私が一番こころ振るわせるような題材で
す。そうまさに人は極限状態になるとどうなるのか?というような。









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