湊かなえ「贖罪」

読書感想

紗英・真紀・晶子・由佳の4人は田舎に住む仲良し4人組だった。その田舎に東京から引っ越してきたエミリが加わり放課後に学校で遊んでいたのだが学校の修理にきたという作業員が場所がわからないというのでエミリが案内することになったがいつまで経っても帰ってこない4人は心配して見に行くとエミリが床に寝転がり死んでいた。

4人は犯人の顔をみたにも関わらず、どうしても肝心な特徴が思い出せない。結局、捜査は難航し犯人はみつからなかった。エミリの母麻子は4人にエミリを殺したのはお前たちだと言い放ち東京に戻ってしまう。

 そして15年の歳月の間に4人はそれぞれ心に傷を持ちながらも贖罪していく。

贖罪とは

善行を積んだり金品を出したりするなどの実際の行動によって、自分の犯した罪や過失を償うこと。罪滅ぼし。

結果的に4人が全員犯罪者になってしまうのだがそれが贖罪になったのだろうか? もっと違う方法があったのではないかと思う。 やはり子供のころに麻子から言われて言葉が呪縛となっていたのだろう。

そしてエミリを殺害した犯人も贖罪を果たそうとしていた。殺人者に情をかけるのには値しないが物語上は納得できる形であった。

一番疑問に思ったのは元凶の発端ともいえる言葉を放った麻子自身に何の贖罪もないことだ。

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Posted by クロスパール