東野圭吾「麒麟の翼」

読書感想

”日本橋の欄干にもたれかかる男を巡査が目撃する。男の胸にはナイフが刺さっていた。どうやら男は死にかけた状態でここまで歩いてきて、力つきたようだ。その後、男は病院で死亡してしまう。

加賀と松宮も参画して事件の捜査が始まる。その中、事件直後に若い不審な男が現場から逃走中にトラックにはねられ、昏睡状態に陥っていることが分かった。「彼が人殺しをするはずがない」と否定する恋人。しかし、彼の持ち物からは被害者が持っていた財布と書類鞄が発見される。そして、被害者とのある関係が浮上したことから、警察は不審な男を犯人と断定し裏付け捜査を進めてしまう。

一方、被害者が部長を務めていた会社で「労災隠し」が発覚し、その責任が被害者にあることが公になる。このことで被害者家族は一転して世間・学校からのバッシングにさらされてしまう。

果たして、若い男は犯人なのか。被害者はなぜ瀕死の状態で日本橋まで歩いてきたのか。加賀と松宮はその真相に挑む。”

映画にもなりましたので知っている人もたくさんいる作品だと思います。加賀恭一郎シリーズはいつもおもしろく興味深い内容が多くとても好きなシリーズです。

麒麟の像の下で死亡した人間のことを調べていくうちに事実が明らかになってくるのですがなぜこの像の下まで瀕死の状態で辿り着こうとしたのかが最後にわかりますが子供へのメッセージが色濃く最後に浮かび上がってくるので良かったです。

ひとつの過ちからまた次の過ちへと続く連鎖。

過ちはその都度対応しておきたいですね。

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Posted by クロスパール