貴志祐介原作小説の映画化みたいですね。サイコキラーである教師が自分にとって都合の悪い人間を殺害していくというものです。雰囲気的にはバトルロワイヤルに似ているのかなと感じました。
文化祭の準備で徹夜中の構内に集まった生徒と教師を殺害していく場面があるのですが、どう考えても無理っぽい設定で単なる殺害シーンの連続する映像でいまいちパッとしませんでした。サイコキラー一人に対して生徒は約30名ぐらいでしょうか。
校内放送により屋上に避難するように言われた生徒たちは校舎外に出ようとしません。パニック状態と群集心理で一斉に屋上に移動しだすのですがここは分散して脱出後、警察を呼ぶのが最善の手段だと思うんですけどねという冷静な見方をしてしまいました。
サイコキラーを演じたのは伊藤英明でしたが、案外こういう役もありなのではと感じました。私の中では海猿の印象が強いのですが悪役もこなしていけそうなんじゃないかな。サイコキラーの特性はあまりよく知りませんがとにかく相手のメンタルコントロールがうまいんですよね。
この辺は詐欺師とも似ているのでしょうか。逆に言うと自分のメンタルコントロールがうまくできない分、他人をコントロールできる能力が秀でてしまったのではないかと思いました。
この手の日本映画は何となくいまいち感があるのは何故なんでしょうね?もっと突き抜けた作品を今後は期待したいです。他方甘酸っぱい青春映画は世界よりも日本に分があると感じます。私が日本人で感性が似ているだけなのかもしれないけど。
コメント
悪の経典は、奥さんと二人で見に行って、超面白かったと盛り上がった思い出があります。
普段は優秀で、裏ではサイコパスっていうのは、映画ではよくありますが、現実は、見かけ通りですから、自分は見た目で判断してます。
山中一人さん
サイコパスっていう人には会ったことはないですね。
パワハラとかする人も一種のサイコパスかもしれないけど。
映画は見る時にの自分の状態でおもしろさが変わるのかも。