配当金を円貨決済できるのなら米国株はあり

米国株をはじめとする海外株式に投資をする場合は通常「円」を「ドル」にすることが必要です。運用しているときはドルで運用されるので基本はドルベース(円でも表示可能)で損益も表示されます。

私が米国株をはじめとする海外株式を行っていないのは為替差益のことがあるからです。為替差益は雑所得に分類されますから利益が出ていれば確定申告の必要があります。確定申告をすること自体はそれほど複雑ではないので問題なのですが「為替差益が出ているのかどうか」を判断するのがとても面倒なのです。

 



 

為替差益を把握する場合は平均取得レートが必要

為替差益を求めるのには自分が「保有しているドルの平均取得レート」と「円転するときのレート」が必要になります。「円転するときのレート」に関しては問題ないでしょう。

問題があるのは「保有しているドルの平均取得レート」にあります。

例えば、平均取得レートが100円で100ドル保有しているものを1ドル=110円で売却すると10円分の為替差益を得ることになりますよね。

このように簡単に平均取得レートがわかる場合は問題ないのですが米国株投資をはじめたとして配当金は数か月ごとにドルで入金されます。

こんな感じですね。

1月 20.00ドル

4月 30.00ドル

7月 30.00ドル

10月 20.00ドル

合計100.00ドルの平均取得レートはいくらになるでしょうか。

支払通知書をみればそれぞれについて為替レートを確認することはできますが、通常はこういうキリの良い数字でもありませんし、もっとたくさんの配当金が入金されることを考えると平均取得レートを算出することがとてもやっかいです。

このようなことがあり、某有名ブロガーにコメントしたことがあるのですが「資産形成時なので現状では考えていない」というお返事をいただきました。

資産形成時にはみえない問題点

米国株で運用している方は配当金が入金されても資産形成のためにドルで再投資していることだと思います。効率を考えるとそれ以外の選択肢はないでしょう。

再投資する場合は何も問題はないわけですね。しかし資産活用期に入ると日本では「円」を使用することになりますので当然「円転」しなければなりません。こうなると先ほどの平均取得レートの問題が出てきます。

効率は悪いのですが現状こういうわずらわしいことを考えなくてもいい方法として譲渡所得として円貨決済することが考えられます。しかし、配当金受取時と売却時に2回課税されるのでまったくおすすめできる方法ではありません。

配当金を円貨決済して欲しい

雑所得の課税問題を解決するのに配当金は円貨決済できるようにしてもらいたいです。そうすると米国株への投資も断然ありだと思います。

現在米国株に投資している人は魅力的な企業があるから資金を振り向けているわけで、私もそこは共感できるところです。しかし課税関係で面倒なことはしたくないということで現在は国内の投資信託を選択しています。

外貨を円転する場合の課税はグレーゾーン

私も何度か外貨を円転する場合の申告方法を管轄税務署に問い合わせたことがあるのですが非常にあいまいな回答しか返ってこないんですよね。

素人考えですが外貨を円転した場合の税についてはグレーゾーンになっており、その都度確認してすすめていくしかないと考えらえます。

コメント

  1. 米国株には興味を惹かれているものの、調べるのが億劫で手を出すのを躊躇っています。
    ところでコンプティークが続いているのに驚くと言うことは、私と同様に福袋にドキドキしていたクチですか?

  2. 見知らぬ男 より:

    米国株はやはり手間がかかるのですか。
    私は、スパイダーストラストシリーズ1やVTなどの海外ETFを一般口座で持っています。
    毎回、2重課税された所得税を還付するために確定申告しているですが、とても面倒です。
    還付でこんなに面倒なのに、今後、利益確定して利益から20%の所得税を払うために確定申告する時はどうなるんだ?
    と心配になってきています。
    一般口座でしか買えない時代に買ったから仕方ないとはいえ、投資を促進するのなら証券会社や国税庁は、こういう面倒な手続きを自動でやってくれる方法を作ってくれないかなとおもっています。

    • 見知らぬ男さん
      ちょっと前までは海外ETFはコスト面でかなり有利な部分がありましたが昨今の投信の低コスト化で手間を考えると魅力は減ってきていると感じます。
      私は今回オフショアファンドの確定申告(税制的には海外株式の一般口座扱い)をしましたがやり方がわかっているとはいえ面倒だと思いました。

      海外ETFなどの特に外貨が絡むと面倒が増えますよね。
      特に外貨の円転についてはグレーゾーンなのでさらにイライラが増します><

      マイナンバーも導入しているのですからもっと簡略化してもらいたいですね。

  3. 結構前に外貨預金を売り払ったときは買い付けコストの計算に苦労しました。
    全部一括で買って一括で売却なら単純でいいのですが、何回かに分けて買って、売るのも何回かに分けていたりするからこれが大変でした、その都度買い付けコストが変わるので。
    なのでもう二度と外貨預金はしませんw。

    米国に投資するにしても1557は東証で買えて、配当も円だし、ドル転円転を意識せずにできるのがいいところですね。
    こういった面倒くさいことをETF内部で勝手にやってくれているようなもんですね。

    • 招き猫の右手さん
      証券会社や銀行が外貨の平均単価を出してくれたらいいんだけど、義務付けされていないからしないんですよ><
      でもやるとなったら半端ない労力が必要なので今後も変わらんだろうと思います。

      私も平均単価を求めなければならない外貨はもういいかなと考えています。