株が暴落したら買いまくってやるという意見がありますよね。これって案外できそうでできないことだと思うんです。一つは暴落している途中に買うという行動が難しいことです。下がっている時はどんどん下がっていくという感覚になりますからそこで反転を期待して買うというのは気持ち的に躊躇してしまいます。
もう一つは暴落の定義が曖昧なことです。どのぐらい株価が下落すれば暴落と呼べるのでしょうか?5%ですか?10%ですか?20%でしょうか?
暴落と一言でいっても個人によって受け取り方は違うと思うんですよね。そこでこういったことで株が購入できないということがないように私はルールを設けています。
暴落とはマイナス30%以上のことである
私は暴落という定義を直近高値からマイナス30%としています。

上記のグラフはmy indexのMSCI コクサイ・インデックス (KOKUSAI) (円)の年次リターンです。10%・20%・30%のラインに青線を引いてみました。年次でマイナス30%になっているのはリーマンショック(マイナス約52%)のみなんですよね。
リーマンショックが100年に一度の金融危機と呼ばれているのも納得できます。
だからマイナス30%というのはそうそうには起こらないことだと考えることができます。でもその辺りで購入することができたら上昇時のリターンの恩恵を多大に受けることができるということですね。
個人的な感覚として次のように捉えています。
マイナス10%・・・まだまだ余裕
マイナス20%・・・まだまだ余裕(ちょっと強がり)
マイナス30%・・・ちょっとやばいんじゃない?(ちょっと売却しておこうかな)
マイナス40%・・・やべ~ここは一旦仕切り直しで売ってしまった方がいいんじゃない?
マイナス50%・・・もうダメだ~売却してしまって楽になりたい
投資家全員がこのような感覚ではないと思いますが大多数はこんな感じではないでしょうか。
暴落時の投資期間は1320日
さてマイナス30%になったら追加投資を始めようと考えているのですが投資方法としては毎営業日積立をしていきます。その期間は5年間です。何故5年間なのかと言うとリーマンショックの回復期間が約5年だからこれをひとつの基準としています。
こちらの記事も参考にしてください。
営業日日数を1か月22日とすると、22日×60か月(5年)=1320日となります。
つまり追加投資は(投入資金)÷1320日となりますね。
暴落時における追加投資の終了時期
キャッシュフローが潤沢なサラリーマンと違い私の場合は貯金から捻出するのでいくらでも投資できるわけではありません。暴落における追加投資の終了は次の2つを考えています。
・5年経過
・暴落率が直近高値から10%
5年経過の場合は投入できる資金がゼロになっているわけですから必然的に終了となります。次に下落率が30%から投資を開始して10%に戻ったときには追加投資を終了します。これは何故かというと10%まで戻ってしまうと暴落時における投資の旨みがあまりないと感じるからです。
もちろんなくはないのですが私はそう考えているということになります。
暴落時におけるインデックスファンドの購入ルールまとめ
インデックスファンド購入開始時期:直近高値からマイナス30%
インデックスファンド購入中止時期:5年経過・下落率がマイナス10%に戻る
インデックスファンド追加投資金額:(投入資金)÷1320日
実際に追加投資を開始した記事はこちらです。
コメント
これは素晴らしい記事ですね。
「何となく」で考えていた追加投資のタイミングを数字とデータで表してくれています。
ボクも自分なりにルールを決めないとイカンですね(´・ω・`)
八百祢さん
「何となく」「値ごろ感」で私もやっていた時期もあったのですが、それがまったく当てにできないことを理解しました(笑)
ルールがあるとルールに従うだけなので一度決めてしまえば楽だと思います。