
こちらは日経平均株価のチャートになりますが二月上旬から始まった下落は三月中旬で一端の底打ちをしていると考えています。
こういった下落の場合は一番底、二番底という呼ばれ方をしますが一番底をつけたといっていいでしょう。右肩上がりを想定している投資対象ならばどこで買っても長期的にはあまり差は生じませんが、右肩上がりを想定しない投資対象で短期的に利益を得たい場合はやはりタイミングが大切となってきます。
今回の場合ではここから二番底に向かうのかそれとも上昇していくのかというのがポイントになりますね。
日経平均株価に連動するETFや高値から落ちてきた個別株を購入するのもいいですが短期的に利益を狙いかつ予想が外れても継続保有できる投資対象と考えると日経高配当株50(1489)に注目してしまいます。


直近一年の分配金は1317円となり2020年4月10日の終値で見ると利回りは4.97%となります。区切りの利回りの株価を計算してみました。
日経高配当株50(1489)株価 | 利回り |
26000 | 5.07% |
23800 | 5.53% |
21800 | 6.04% |
20200 | 6.52% |
ただし信託報酬0.308%がありますのでその分利回りは低下します。これが0.1%未満だと長期保有してもいいかなと感じますが0.308%ではちょっとコストが高すぎると思うんですよね。
ただ短期的な利益を狙う場合はこの数字はあまり気にしなくてもいいと考えています。想定が外れて長期保有になってしまった場合もこちらのETFをメインで運用する場合を除いては許容範囲かなと考えています。
それではどのあたりの株価で購入すればいいでしょうか?
ETFで単純利回り5%超えはかなり良い数字だと思います。しかし減配があるとこの数字も変わってきますよね。投資の利益はインカムゲインとキャピタルゲインのトータルリターンで考えないといけませんが短期的な利益を目論む場合はキャピタルゲインを取りやすいタイミングで購入するのが大前提です。
先ほどの利回りをみて購入するのもひとつの方法ですよね。信託報酬を考えると23800円以下で購入したいです。コロナショックでの最安値は2020年3月17日の23320円(※終値ベースでは3月16日 24040円)です。
ピンポイントで購入できるわけではないので利回り5%以上で購入するというのは悪くない塩梅です。
私はエクセルで日経平均株価の短期的な底値を割り出す表を作っているのですが2020年3月16日にサイン点灯していました。その後3月19日に最安値をつけたようですね。
この表は昨年からデータをとっているのですが自分の中では信頼性が高いんです。懸念があるとすればサイン点灯から底値になるまでに一か月程度タイムラグがあることがあるんです。

こういう感じの表ですが右端のセルがピンクから緑に変化した時がサイン点灯です。しょっちゅうサインが出るわけではなく大きな変動の変化を捉える感じのものになります。
サイン点灯した3月16日の日経高配当株50(1489)の終値は24040円なので利回りは5.47%ですね。このことから考えて利回り5%以上で購入するならキャピタルゲインを取れる可能性は高いのではないかと推測します。
二番底懸念がありますので私としては上記の独自エクセル表のサイン点灯までは待ちという姿勢でいきたいかなと考えています。
例外的に利回り6%超え(21800円)となればコツコツ拾っていきたいですね。
コメント
日経高配当株50ホルダーです。
コロナショックで含み損が30%くらいに増えてます。
配当もらっても埋めきれません。どこかで損切りかなぁ
pinさん
もともとの戦略が配当をもらうことなら損切はしなくていいような気もします。
キャピタル狙いならどこかで損切は必要ですかね。
-30%だと戻しそうな気もしますがどうでしょうね。
僕はこの1か月で逆に1489は全部売ってその金で個別株を買いそろえました。
より大きく下がっていた個別株が目立ってきたのでそちらのほうが美味しくみえました、もちろん個別株は信託報酬もないしね。
招き猫の右手さん
売っちゃったのかあ。継続保有できそうな個別株があるならそっちの方がいいですもんね。
私はもう日本株はキャピタルメインになってるので短期で利益取れたらいいやの考えから、ETFの方が使いやすいなと感じます。