FIRE・セミリタイアQ&A 目標資産

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結論を先に言うとFIRE・セミリタイアの目標資産は年間生活費の20倍です。

当ブログのコンセプトは年間生活費240万としているので4800万となりますね。インデックス投資の出口戦略として有名な4%ルールでは年間生活費の25倍となりますが、こちらは基本的に資産が減らない想定となっています。

年間生活費240万の25倍は6000万になりますがかなりハードルが高いと思いませんか?お金はあるだけあった方が良いのは間違いありませんが時間(寿命)と交換することを考えるとちょっと割に合わないと感じます。

私は年間生活費の約15倍でセミリタイアしましたが当時はやはり心もとなかった記憶があります。自身の経験をもとに考えると年間生活費の20倍というのがお金と時間のバランスの取れた値なのではないかと考えます。

上記の数字(年間生活費240万)を使い逃げ切り戦略を立ててみます。

出典:金融庁(https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/moneyplan_sim/index.html)

こちらは金融庁のシミュレーションサイトを使って4800万までの年数をざっと計算してみました。給料があがりもっと入金力が高くなったり、利回りがもっと良くなればこれよりも短い年数で達成できそうですが一般的には50歳前後が最も多いボリュームゾーンになるのではないでしょうか。

ちなみに私がセミリタイアしたのは45歳(約3500万)ですから50歳で5000万前後という資産は作ることができる可能性は高いと考えています。

資産4800万があるとしても全額運用資産ということはありませんよね。アセットアロケーションは現金と株式のシンプル運用をおすすめしているので逃げ切り戦略として現金1200万(25%)、先進国株式インデックス3600万(75%)としてみたいと思います。

セミリタイアとしては多少の資産運用以外からの収入を見込むことになります。多くの場合は雇用労働収入となるでしょう。その収入を10・20・30・40%と変化させてシミュレーションしてみます。

50%以上になると自由になる時間が少なくなる可能性が高いので最高40%としてみました。

FIRE・セミリタイアの逃げ切り戦略

前提条件

年間生活費240万(月20万)

資産4800万(現金1200万・先進国株式インデックス3600万)

運用利回り 年4%

労働収入 年間生活費の10・20・30・40%

労働期間 0・5・10・15年

シミュレーション結果

年間生活費15倍(3600万)を年4%運用、労働収入10%の場合の資産寿命

労働期間0年5年10年15年
資産寿命23年24年25年26年

労働期間0年というのは労働収入が0ということです。5年は6年目以降、10年は11年目以降、15年は16年目以降の労働収入が0ということになります。

以下、同じ条件でシミュレーションしていきます。

年間生活費15倍(3600万)を年4%運用、労働収入20%の場合の資産寿命

労働期間0年5年10年15年
資産寿命23年25年27年29年

年間生活費15倍(3600万)を年4%運用、労働収入30%の場合の資産寿命

労働期間0年5年10年15年
資産寿命23年27年30年33年

年間生活費15倍(3600万)を年4%運用、労働収入40%の場合の資産寿命

労働期間0年5年10年15年
資産寿命23年28年33年38年

シミュレーション結果考察

当たり前ですが労働収入が多くなればなるほど資産寿命は延びます。しかしセミリタイア後に15年働くのはかなりしんどいと感じます。頑張って10年、できれば5年にとどめておきたいですよね。

そう考えると労働収入40%(96万)を5年がんばって資産寿命28年を確保するのがもっとも現実的な選択になるのではないでしょうか。

このシミュレーションは運用資産(年間生活費15倍)、運用利回り4%、労働収(10~40%)、労働期間(0~15年)のパラメーターで計算しているので年間生活費さえわかれば同じ結果になるので参考にしてみて下さい。

FIRE・セミリタイアの逃げ切り戦略まとめ

おいおい、現金1200万を忘れとるやないかと気づかれた方もいるでしょう。これには理由があってインデックス投資の弱点を克服するために除外してシミュレーションしています。

弱点克服方法はこちらをご覧ください。

インデックス投資の出口戦略 4%ルールはSRR(シークエンス・オブ・リターン・リスク)に注意

だからシミュレーション結果の資産寿命よりも多少は余裕があると考えられます。40歳でセミリタイアした場合に労働収入40%(96万)を5年で資産寿命28年となり68歳まで資産が持つことになりますから年金を加味するといい塩梅ではないかと感じます。

年金は個人によって違いますからセミリタイア時期をずらしたり、労働収入を増やしたり、労働期間を伸ばしたりする工夫はそれぞれにカスタマイズする必要はあるでしょう。

年金がどうなるかわからないという意見がありますが私は程度問題はあれ年金がなくなることはないと考えています。もし年金に対して不安な気持ちがあるのなら次の本をおすすめします。年金の不安も和らぐと思いますよ。

最後にこのシミュレーションでは税金を考慮していません。しかし税金対策もある程度できると考えています。詳細は次の記事をご覧ください。

インデックス投資の効率的な出口戦略(税金ゼロ)

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