FIRE・セミリタイアQ&A 何歳までの資金計画を立てるべきか?

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FIRE・セミリタイアQ&Aは私のこれまでの経験や勉強してきた知識をもとに記事作成しています。これが絶対解ではなくこんな考え方もあるよという見方でお願いします。また考え方が変わったり、もっとこうすれば良いという案が浮かべば適時加筆修正していきます。

またQ&Aで記事にしてもらいたい題材や記事の訂正やもっとこういう方法があるよというご意見がありましたらご連絡いただけると幸いです。

FIRE・セミリタイアQ&A FIRE・セミリタイア計画はいつから立てるべきか(生き方・生活編)?の記事で冒頭でふれましたが資金計画は需要な要素のひとつです。資産○○万でFIRE・セミリタイアしますというのはネットでも溢れていますが何歳までの資金計画を立てていますというのはあまり聞かないですよね。

これは寿命がわからないので明確に決めることができないというのが大きな要因だと考えていますが、無期限という訳にもいかないのである程度は決めて資金繰りを考える必要がありますね。

何歳までの資金計画を立てるべきか?

結論から言うと100歳ですね。考え方にもよりますが100歳の時にお金のことなんてどうでもよくなっている気がするんですよね。あとは人生100年時代と言われていますがどれぐらいの人が100歳まで生きることができますかね?

私は2021年で50歳になりますが到底100歳まで生きることはできないと感じています。もっと若い世代になれば100歳まで生きる人は増えるという予想がありますが100歳以降のお金のことはもう成行で良いと考えています。

資金計画としては100歳までですが実質は75歳までで良いと考えています。理由は75歳から年金で生活すればいいからです。75歳まで繰り下げ受給すると+184%になります。年金は個々に違いますから何とも言えない部分ではありますが当ブログがおすすめする資産規模なら特に問題ないと考えています。

出典:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000147284_00006.html

当ブログがおすすめしている資産規模は次の通りです。

FIRE 運用資産(年間生活費25倍)・現金(年間生活費5倍)

セミリタイア 運用資産(年間生活費15倍)・現金(年間生活費5倍)

※年間生活費とは年間に支出する全て(年金・保険・税金・その他含む)

資金計画は収入と支出を把握することが大前提

100歳(実質75歳)までの資金計画を立てる時に必要なのはFIRE・セミリタイア開始時期からの収入と支出の把握です。収入は多く見積もり過ぎると少なかった時に困ることになりますし、支出は少なく見積もり過ぎるとこちらも困ることになります。

収入、支出ともに少し余裕を持った計画を立てた方がいいですね。

FIRE・セミリタイア後の収入

労働収入(アルバイト)・資産運用収益・年金・その他になります。その他の部分は幅広くなりますが多くの方はアルバイトになると考えています。

私の場合はアルバイトと資産運用収益と年金になりますが、これからFIRE・セミリタイアを目指す人はその他の収入を何か作っておくと安心だと思います。私も作ろうとしたのですがなかなかうまくいかずに断念している状態ですね。

FIRE・セミリタイア後の支出

初年度には住民税の額が多くなりますがこれは退職金や失業手当(失業保険給付)で対応できるのであまり気にしなくていいでしょう。国民年金は免除も検討、国民健康保険に切り替えるか社会保険任意継続かは状況確認して判断することになります。

その後は生活費となりますから普段から家計簿を付けていれば支出の把握は容易だと思います。FIRE・セミリタイアQ&A 家計簿はつけた方が良いか?の記事に私の実際の家計簿を挙げているので参考になれば幸いです。

100歳(実質75歳)までの資金計画

ここまでくれば数字的にはとても簡単な計算になります。

(100歳までの年間生活費)-(労働収入+年金(75~100歳)+資産運用収益(年4%))

当ブログのおすすめするモデルケースで計算してみます。

セミリタイア年齢 50歳

100歳までの年間生活費 240万×50年=1.2億

労働収入 年間生活費40%(96万)×5年=480万

年金(75~100歳) 65歳受給予定(120万)の+184%(≒220万) 220万×25年=5500万

※年金額は私の年金額を採用しています

資産運用収益 年間生活費15倍(3600万の年4%・先進国株式インデックス)

年数年齢収入年金生活費4.0%
1年目50歳9602403,600
2年目51歳9602403,600
3年目52歳9602403,600
4年目53歳9602403,600
5年目54歳9602403,600
6年目55歳002403,504
7年目56歳002403,404
8年目57歳002403,300
9年目58歳002403,192
10年目59歳002403,080
11年目60歳002402,963
12年目61歳002402,842
13年目62歳002402,715
14年目63歳002402,584
15年目64歳002402,447
16年目65歳002402,305
17年目66歳002402,158
18年目67歳002402,004
19年目68歳002401,844
20年目69歳002401,678
21年目70歳002401,505
22年目71歳002401,325
23年目72歳002401,138
24年目73歳00240944
25年目74歳00240741
26年目75歳0220240751
27年目76歳0220240761
28年目77歳0220240771
29年目78歳0220240782
30年目79歳0220240794
31年目80歳0220240805
32年目81歳0220240818
33年目82歳0220240830
34年目83歳0220240843
35年目84歳0220240857
36年目85歳0220240871
37年目86歳0220240886
38年目87歳0220240902
39年目88歳0220240918
40年目89歳0220240935
41年目90歳0220240952
42年目91歳0220240970
43年目92歳0220240989
44年目93歳02202401,008
45年目94歳02202401,029
46年目95歳02202401,050
47年目96歳02202401,072
48年目97歳02202401,095
49年目98歳02202401,119
50年目99歳02202401,143
51年目100歳02202401,169

いかがでしょうか?

そんなに悪くない資金計画だと思うんですよね。

※税金は含まれていません

もちろんSRR(シークエンス・オブ・リターン・リスク)の為に年間生活費5倍の現金は必要です。

何歳までの資金計画を立てるべきか?まとめ

・100歳(実質75歳)までの資金計画を立てる

・収入は少なめに支出は多めに予想しシミュレーションする

・絶対解はないので自分に合ったカスタマイズを定期的にしていく

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この記事を書いた人
クロスパール

セミリタイアして関西から鳥取に移住しました。インデックス投資・日本個別株とアルバイトをしながらのんびりと暮らしています。自己紹介は「クロスパール」をクリックで。

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