人生の幸福度を上げるアセットアロケーションの作り方

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資産運用のアセットアロケーションといえば株式・債券・不動産・その他の割合を決めることをいいます。個々に最適なアセットアロケーションにするためには何度も試行錯誤して自分にとって丁度いい感じのものになっていきます。

それでは人生の幸福度を上げるためには「何を」割り振っていかなければならないのでしょうか?

私は「時間」だと考えています。1日24時間というのは誰にでも与えられたものです。この時間というものは物理的には増えることはありません。生まれてから死に向かって生きている人間の場合は必ず減少していくものですね。

同じ時間を与えられてもどのように使うのかによって幸福度は大きく変化すると思います。私はセミリタイアのことが頭をよぎるようになってからこの時間の使い方を自分なりにいろいろと構築してきて、うまくいかない時もありましたが現在はそれなりに心地よくなっています。

時間は有限ですがいつ終わるのかわかりません。終わりがわかっていれば誰でも簡単に最適化できますがわからない以上、何度も自分なりに組み立てていくしかありません。

この記事では私の経験を基に幸福度を上げるアセットアロケーションの作り方が書かれていますので時間をうまく使っていきたいなと感じてうまくいかないのならば参考にしてみてください。

1週間の時間配分を書き出してみよう

合計
睡眠888888856
家事1.51.531.532214.5
仕事660600018
娯楽4.54.594.594439.5
夫婦44444101040
・家事(掃除・洗濯・料理・買い物等)
・娯楽(インターネット・読書・映像等)
・夫婦(共有時間)

上記は現在の私の1週間の時間配分です。かなり大雑把ですが概要は把握することができます。項目がたくさんある場合はもっと細かく分析した方が誤差が少なくなるのでいいでしょう。

私の場合は上記以外の項目がほぼないので簡単に時間配分を計算することができました。仕事の時間は通勤時間も考慮した時間となっています。

曜日ごとの時間配分から無駄なものを抽出

無駄なものというと何もしなくてボーとする時間やSNSをしている時間(ツイッターを眺めている等)、ゲームをしている時間というイメージがある方もいるでしょうが、ここでの無駄なものとは自分にとって無駄なものという意味合いです。

だから自分が無駄じゃないと感じているのなら削減する必要はありません。私の場合ですと外出中のツイッターはちょっと無駄だなと感じています。スマートフォンだとどうしても画面が小さいので眼精疲労がすごいんですよね。

無駄なものが抽出できたら削除してその時間を自分がもっとも優先したいものに割り振りましょう。項目がいくつかあるでしょうが幸福度を上げるためには優先度の高いものに時間を割り振ることが効果的だと思います。

私の場合だと娯楽になります。これが夫婦共に働いていなければ夫婦の共有時間に充てることになるでしょう。

1週間単位で時間配分を再考

上記表では右端の合計の時間になります。1週間の時間の合計は7日×24時間=168時間ですね。ここから睡眠時間を引くと活動時間としては112時間となります。毎日の睡眠時間は8時間としていますので1日の活動時間は16時間です。

基本的に睡眠時間を削ることはおすすめしません。睡眠時間を削ると時間は増えますがパフォーマンスは確実に下がることになると容易に想像できるからです。一般的なサラリーマンだと平日での時間調整は難しいでしょうから必然的に土日の時間調整が重要になります。

考えられる方法としては平日の少ない時間を土日の幸福度を上げるための準備期間とすることです。一般的に8時間労働だとすると休憩1時間や通勤時間を含めると10時間程度拘束されることになります。

1日の活動時間(16時間)から10時間をマイナスすると6時間となります。6時間とぱっと聞くと案外たくさんの時間があるんだなと感じるかもしれませんが、実際はどうですか?

自分の趣味の時間、家族との時間、家事の時間などを考えるとそれほど多い時間量とは言えないのではないでしょうか。もしこのような状態で幸福を十分に感じることができていれば、すでに最適化されているんでしょう。

私自身もそうでしたがサラリーマン時代は時間がまったく足りないと感じていました。セミリタイアした今ではさらに足りないと感じています(笑)

このようにサラリーマンの場合は平日の時間配分、休日の時間配分を分けて1週間単位で考えた方がうまくいくと思います。

数値化できたらグラフ化してみよう

上記表のように数値で示すことは客観的によくわかるのですがグラフ化することで視覚的にもよくわかるようになります。感覚的にもわかりやすくなるでしょう。

私の現在の状況を「仕事がない日」「仕事がある日」「夫婦共に仕事がない日」「1週間の時間比率」の4パターンでグラフ化してみます。

仕事がない日の24時間比率

娯楽時間が睡眠時間を上回っています。こういう状態はかなり幸福度を上げる時間配分だと感じます。つまり仕事の時間がなくなればかなり時間的余裕が生まれやすくなると考えられますね。

仕事がある日の24時間比率

私は実働5時間、通勤1時間の6時間拘束となりますがたった6時間ですが1日の25%の時間を使っています。娯楽時間を一気に仕事の時間に持っていかれた形になります。

夫婦共に仕事がない日

夫婦の時間が42%と圧倒的なシェアを占めていますが、私の場合の最大の幸福度アップは夫婦の時間をたくさん作ることなので理想的な配分になっていると感じます。夫婦共に仕事がない日がずっと続くのであればもう少し娯楽時間を増やしてもいいかのかなと考えています。

1週間の時間比率

個人的にはいい塩梅なのではないかと感じています。仕事の時間が11%(18時間)というのは他の項目に大きく時間を割り振ることができるので仕事が最優先でない場合はここの時間を削ることができるようにしていくのが良いと考えられます。

幸福度を上げるアセットアロケーションの作り方のまとめ

冒頭にも述べましたが時間は有限です。有限ですがいつまで時間があるのかは誰にもわかりません。ゴールが見えない中で時間を最適化するというのはとても難しいのですが、ぜひとも自分の時間の使い方を真剣に考えてもらいたいです。

幸福度を上げるアセットアロケーションを考えるときのポイントは次の2点です。

睡眠時間を削らない

睡眠時間を削ることは絶対にやめましょう。一見時間が増えたように感じますが幸福度は確実に下がると考えられます。最適な睡眠時間というのは個々によって違うみたいなので自分が体調が良くなる時間を探ることが必要です。

項目の優劣をつける

どの項目も自分にとっては大切なことですが何を最優先にしたいかという意思は明確にしておいた方が幸福度は上がります。優劣がつけることができないのであれば均等でも問題ないでしょう。

自分で考えて優劣をつけることで自分自身が求めていることを確認できるので、何となく時間を使うのではなく意図的に時間を使うということは大切ですね。

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この記事を書いた人
クロスパール

セミリタイアして関西から鳥取に移住しました。インデックス投資・日本個別株とアルバイトをしながらのんびりと暮らしています。自己紹介は「クロスパール」をクリックで。

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