人は何故「価格」ばかりを気にして「価値」を気にしないのか

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価格が高ければ満足度が高い価値がある・・・そう考えている人は多くないだろうか?パッと自分の周りを見てみるとこの考えにそって物やサービスを購入している人があまりにも多いと感じます。

高い価格の料理はおいしい(価値が高い)という刷り込みや高い価格のサービスは満足度が高い(価値が高い)と考えて、なおかつ行動していないだろうか?

これって完全にお金が貯まらない典型だと思います。世の中における「価格」と「価値」は正比例しているわけではありません。

 

価格は売り手側によって決められる数字にしか過ぎない

物やサービスの価格ってどうやって決まっていると思いますか?例えば全く同じ靴を購入するときでも価格は店舗によって違いますよね。もっと顕著なことで言えば同じ材料で作った料理でさえ店舗によっては価格が違うわけです。

私は中華料理職人として14年間働いてきたので中華料理の値段のことはよくわかるのですがチェーン店の料理の原価はほぼ3割以下です。ここに人件費、土地代、サービス料金などが上乗せされて販売価格になるわけですね。

でも中華料理ってやたらと高いお店があるじゃないですか?あれってかなりぼったくりなわけです。たしかに珍しい食材を使うと原価は上がるわけですがぼったくり価格に見合う価値を見出す人はあまりいないのではないでしょうか?

だって家族で普段食べに行くときってだいたいチェーン店が多いでしょ。そこで食べたものがものすごく不満があるならもう行かないわけだけど、だいたいは何度も足を運ぶわけだから多少不満があってもこの価格なら満足できる価値を感じているということです。

 

価値は受け手側が決める、だけど価値は人それぞれ全くことなる

そもそも価値というのは人の感じ方によっていかようにも変わってくるものです。有名店の料理がおいしいと雑誌に書いてあるから行ってみたけどあまりおいしくなかった。友達からおいしいと聞いていたお店に行ってみたけどあまりおいしくなかった。

これって雑誌を書いた人や友達はおいしいと思って紹介してくれてるんだと思います。(雑誌の場合は微妙ですが)でも自分には合わなかったということですよね。

また私は整体によくいきますが私が行っているところを教えてあげても合うあわないというのはあります。

物やサービスの価値というのは個々に違っているのが当たり前であり、絶対的な価値というのはありません。しかし自分の気持ち、感覚を信じられずに価格に流されて価値を勘違いしてしまう人は多いです。

 

価格と価値は正比例しない

改めて価格と価値を考えてみると相関性が薄いことがよくわかります。反比例とまではいいませんが正比例することは皆無です。自分にとって何が価値があることなのか?を判断することが充実した毎日を送るうえでもっとも大切だと考えます。

たとえ一般的に価格が高いと思われる物やサービスでも自分にとって十分価値があると感じるならその価格を支払うべきでしょう。

間違っても価格が高いから価値も高いと勘違いしないことです。

 

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この記事を書いた人
クロスパール

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コメント

  1. mushoku2006 より:

    概ね同意です。

    私は自分の価値基準において、
    すべてをコスパで判断しています。

    お酒なんかもそうですけど、
    値段と明らかに釣り合っていないものが散見されますから。

    名前をありがたがって飲んでいると思われる人も、
    その人は満足しているんですから、
    まあ、それはそれでOKですけどね。(^^)

    • mushoku2006さん
      コスパで判断するのは合理的ですよね。
      私のイメージだけかもしれないけど、ネームバリューだけで満足する日本人は多いかなと感じます。

  2. たんちん より:

    価格が高いから価値も高いと勘違いしない

    情けないことに勘違いしてしまいますねん、しかし金は出すいややから安かろう悪かろうで納得してます。

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