映画 響レビュー

この記事は約2分で読めます。

平手友梨奈演じる天才女子高生作家の生き様と周りの大人との交わりを描いた作品です。鮎喰響(平手友梨奈)は小説を読むのも書くのも好きという普通の女子高生。投稿した小説があれよあれよと有名になるも本人は至って平然としている。

そして自分の気持ちに正直な響だがそれだけでは世の中生きていけないという大人たち。誰もが通るであろう違和感を映像化したようでした。

本作では響を中心に物語が展開しますが印象に残ったのは若さゆえの無謀さと大人たちの惰性です。私も50歳になるので大人という区分に入ると考えらえますが正直気持ち的にはまだまだ子供の部分があります。子供が子供の部分を押し出してもある程度は許されるでしょう。

しかし大人が子供の部分を出すと圧倒的に非難されることが多いです。これは大人になったらこうあるべきという価値観があるのと実際問題理想論だけでは摩擦が大きすぎて疲れるからだと思うんですよね。その結果、大人になるにつれて無難なことしか選ばないという惰性に流れてしまいます。

響の良い所は常に自分にまっすぐで正直な所と自分の周りの人間が傷つけられたら守ろうとすることでした。こういうのって人間の本能っぽい部分だと思うんですよね。しかしそうはしてはいけない大人の世界に入っていくとその気持ちや感情がぼやけてしまうのでしょう。

私はセミリタイアという生き方を選びましたが多くの人はそういう生き方はできないのではないかと考えています。これは資金的にというのではなく、どうしても世間の常識が気になってしまうからでしょう。世間の常識の中にいると一定の安全と平穏を享受することができますが、それが自分にとってもっとも最良の生き方なのかは疑問に感じることがあります。

ある意味セミリタイアした人は子供っぽい部分があるんじゃないでしょうか。大人になりきってしまったらセミリタイアなんて生き方は到底できないでしょうからね。

この映画は自分が子供のときに感じていた違和感を強烈に描き出していると感じました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました