お金はいくらあっても困りません。それこそ死ぬまで使いきれないお金を持っていても困ることはないでしょう。でも困ることはなくてもお金の価値は年齢と共に低下していくと感じています。
極端な例で言うと20歳に1億あるのと、死ぬ間際に1億あるのとではお金の量は同じであっても価値はまったく違いますよね。死ぬ間際のお金なんかはまったく価値がありません。家族に残せるという考え方もありますが自分で使えないお金には価値があるとはいえないでしょう。
お金の価値が低下していく原因
お金を使える時間が減少していく
根本的な原因はこれでしょう。冒頭にも述べたように死ぬ間際にいくらお金があっても価値がありません。人間は生まれた瞬間から死に向かって時間をすすめていくので避けることはできません。
経験値の増加
基本的にお金を使わずに何かを経験することはできない世の中です。また使うお金も限られていることでしょうからその中で自分のやりたいことをやることになります。
そうすると経験値が増えていきますから、新たにお金を使っていこうとは思わなくなる可能性が高いです。経験値を増やすということは好奇心を満たすということも兼ね備えているので好奇心が徐々に低下していくことになります。
人間の欲望は無限にありますが、その欲望を叶えるにはあまりにもお金が足りない場合が多いですよね。
気力・体力の低下
人間は年齢を重ねれば重ねるほど気力・体力が低下していきます。気力・体力が低下してくると何か新しいことに挑戦することすら億劫になってしまい、始めることもなくなってしまうでしょう。
人生100年時代といえど、気力・体力が充実しているのは60歳ぐらいまでなんじゃないでしょうか。私は48歳ですが自分がすでに衰えてきているのを実感しています。
お金の量とやりたいことのミスマッチ
お金が10億や20億もあれば話は変わってきますが一般的に死ぬまでの生活費を差し引くとそれほど多くのお金を使えるわけではないでしょう。そうすると自分が使えるお金の量と交換できるものにしか興味がなくなってきます。
ある意味、自分が使えるお金の量と自分がやりたいことというのは等価交換されているとも言えます。若く気力・体力が充実しているのであればミスマッチを是正する行動としてお金の量を増やそうと努力しますが、年齢を重ねると気力・体力共に落ちてきますので、自分がやりたいことを調整するようになるんじゃないですかね。
お金の価値が低下する原因は老化することにある
話が振り出しに戻ってしまいますが、やはりお金の価値が低下する原因は老化にあると結論づけて問題ないと考えられます。
日々の生活や老後へのお金の蓄えはもちろん必要ですが、ある程度の目処がつけばお金は出来る限り若いうちに使う方が価値が高いと思います。
コメント
こんばんは。
「人生100年時代といえど、気力・体力が充実しているのは60歳ぐらいまでなんじゃないでしょうか。」⇒おっしゃる通りですね。最近は気力が湧かなくて何もしたくない毎日をダラダラと過ごしています。つい半年前まで夢中だった物事にすっかり興味を失っています。加齢とともにこのような状況が加速度的に蔓延していくのは、ちょっと怖いですね。
パルタ7さん
徐々に衰えていくのは確実なので何が出来るかを自分で認識しておく方がいいかもしれませんね。
老化を考えると体力的なものより頭脳的な趣味の方がいいかなと思ったりもしますが、ボケることもあるのでよくわかりませんね。
結局、ほどほどにやりたいことをやっておくのが一番無難なのかも。