物事には何もないところから作ってい場面と出来上がったものを継続維持していく場面に大別されます。何もないところから作っていくのは大変な労力を必要としますがおもしろい部分がたくさんあると感じています。
出来上がったものを継続維持していくのもいくつもの修正箇所は出てくるので退屈とまでは言いませんが何かを作っていく時間の方がいろんなことが起きるので楽しいです。
私は光栄シミュレーションゲームの「三国志」「信長の野望」が好きでやっていましたが勢力が大きくなってしまったあとよりも大きくする過程の方が楽しめました。
あなたはどちらの時間を好むのでしょうか?
成熟したシステムや組織を継続維持するには引っかかりを作る
冒頭で歴史シミュレーションゲームの話が出ましたが私は日本の武将では徳川家康がもっとも好きな人物です。幼少期は人質として不遇な境遇にあり後に天下人として徳川幕府250年の基礎をつくりあげます。
徳川家康の歴史を知っていて共感してるからかもしれませんが、物事の初期段階と中期段階そして終盤とどれもおもしろさを感じることがあります。ただおもしろさという点でいえば初期がもっともエキサイティングであるということです。
さて成熟したシステムや組織を継続維持していくのにもっとも大切なものは何だと思いますか?それは日々の同じような時間の流れの中でいつもとは違う何かを見出していくことだと考えます。
これはものすごくインパクトがあることでなくてもいいんです。毎日同じでつまらないなと感じていところにちょっと違和感のある、ひっかかりのあることを意図的かつ自然に組み込んでいくということです。
これがないと成熟したシステムや組織は退屈でたまらなっくなってしまい、隣の芝生が青く見えるということになってしまうでしょう。
物事の初期段階では経験値と臨機応変な対応力が必要
真っ白な状態から自分たちで何かを作っていくということはルールすらない状態ですから、何かしらのルールが必要になります。目標に向かってのルールを作るわけですが経験がないとどんなルールを作っていいのかもわからないです。
そしてルールを作ったとしてもルールに沿わないことはたくさんでてきます。そこで臨機応変に対応することが求められます。リーダーの資質として欠いてはいけないものです。
物事の初期段階として何がおもしろいかっていうと自分の理想を求めることができるからです。もちろん理想通り運ぶことなんてありえませんけど、理想に向かって構築していく過程はとても楽しい時間だと思うんですよね。
楽しいだけでなく苦しむことがあることも多いですが何かを仲間と一緒に成し遂げる感覚を知ってしまうと頑張ってやろうという気持ちにもなります。
仕事でも趣味でも何でもいいですが何かをやり始めてすぐにやめてしまう人がいますよね。一概にやめることがダメだとは思いません。本当に自分の適性に合わないこともありますがそれでもしばらくはやってみて判断する時間を持つことは大切です。
最初は自分に適性がないと感じてもやっていくうちにこれは自分の天性のものだと感じることができるかもしれません。しかしあまりにも早く見切りをつけるとそこにたどり着けません。
何も決まっていない時には自分で考えるというとても大事なことが学べることも特徴です。もし何かを始めてすぐにやめてしまおうかと考えている人は本当にどうしようもない状態なのか立ち止まって考えてみるのいいです。
仕事は一回りしてからがおもしろい
どんなことでもそうかもしれませんが一通りできるようになってからが面白みが増します。自分がある程度のことができるようになると心に余裕が出てきますし余裕が出たことにより新たな考えが浮かんでくることが多くなるでしょう。
現代では石の上にも三年という言葉は全く意味がないという主張もあります。しかし私は全く無駄だとは思いません。やっぱりまじめに生きている人間は強いです。
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