r(資本収益率)>g(経済成長率)
このことをもっと早くに理解していれば資産の増え方は違っていたかもしれない。r(資本収益率)とはざっくり言うと株式投資のリターン、g(経済成長率)は給料になります。
正社員として働いていた頃のことを思い出してみるとだいたい昇給率(g 経済成長率)は0.5~1.5%ぐらいでした。役職昇給や特別なアップではなく年次昇給のことですがみなさんはどうですか?
これに対して株式投資のリターンは4%程度はあるでしょう。

こちらの資料を見ると先進国株式インデックスの20年平均リターンは7.2%になっています。株式投資なので上下のブレはありますが平均7.2%は昇給率に比べれば驚異的な数字だと思います。
仮にr(資本収益率)を7%、g(経済成長率)を2%とすると毎年5%の開きが起こることになるので資本を活かせば活かすほど差が開いていくことになりますよね。
こう考えると投資をする人としない人の格差が広がっていくことは必然になります。ただ投資はやはり上下の波がありますのでバランスは必要になりますけどね。
今だから思うのかもしれませんが、r(資本収益率)>g(経済成長率)の式を正しく理解してセミリタイア前に知っていればもっと資産は増えていた気がしますね。
かなりの暴論になりますがサラリーマンの場合は年間生活費1年分の現金以外はすべて先進国株式インデックスなどの右肩上がりが想定されるインデックス投資に回すのが合理的だと思います。
コメント
これだけ理論的にも実証的にも株式投資の優位性が証明されてるにも関わらず、日本人の9割は株式投資をしていないですからね。
ある意味、株式投資をしない人は、日本や米国で共産革命が起こって資本主義が終了する事にベットしているのと同義だと、気づいていない人だと思っています。
山中 一人さん
気付いていないというか特に何も考えていないと思うんですよね。
株式投資している人はどんどんお金持ちになることは必然ですから、そちら側にいる恩恵を受けておきたいですよね。