44歳夫婦のみ4000万でセミリタイアは可能か?

この記事は約6分で読めます。

読者のNoriさんから「4000万でもセミリタイアは可能か」というコメントを頂いたので記事でご返信させてもらいます。

コメントの一連の流れはこちらです。

Noriさん

はじまして。楽しく拝読してます。

セミリタイアということですが、アルバイトや派遣はどんなことを?

自分も貴殿のセミリタイアスタイルに同意/希望していますのでご教示くださると幸いです。

クロスパール

Noriさん
はじめまして、ブログを読んでいただきありがとうございます。

現在アルバイトや派遣はまだしていませんが、第一候補として前職と同じものでアルバイトしようと考えています。
それがだめなら、条件(土日祝休み、時給、平日3~4日程度等)を考慮して選んでいこうと思っています。

派遣については見ているだけですとフルタイムが多いのでこうなると年間半年ぐらい働いてあとはフリーという形がいいと思いますがフルタイムで働くのは出来るだけ避けたいかなと思います。

あと15年ほどはゆるゆると働かないとちょっと老後が厳しいので長く続けられそうな働き場所がいいと考えています。
年収は60万程度を目指しているのでそれほど難しくないと思います。

Noriさん

ご丁寧なお返事ありがとうございます。

同じ希望(セミリタイアのこと)を持つ者として更にお聞きしたいのですが、、

1. アルバイトや派遣の仕事は見つけるに当たり年齢(クロスパールさんとほぼ同い年です。)が必ずネックになりますが、この点はどうされるのでしょうか?例:コンビニや配送、ドカタくらいしか思い当たらない。

2. ご前職と同じアルバイトや派遣はすぐ見つかるものでしょうか?私は専門性が高すぎて職種的にほぼ無理なので。

よろしくお願い申し上げます。

クロスパール

Noriさん
1について
実際に求人応募したわけではないので、想像になりますがあまり年齢はネックにならないと感じています。
この前ハローワークの前に陣取っていた派遣会社の勧誘とちょっと話したのですが、40~50代の派遣が増加しているようです。
20~30代はどうしても正社員という方面にいくので年齢ではじかれることはあまりないんじゃないでしょうか?
ネットで派遣の仕事を検索してみると、工場(部品組み立て)、PC(データ打ち込み)等、たいして体力を消耗しないような仕事はたくさんありました。
地域によるかもしれませんが鳥取は慢性的な人不足みたいですね。

2について
見つかります。求人情報誌やハローワークに求人がない時期がまったくありません^^;
雇ってくれるかどうかは別として、14年やってきたので私の技術や知識は十分相手のニーズに答えることができます。
おそらく、今後もずっとなくならない職業だと思っています。

簡単ではありますが、ご質問にお答えさせていただきました。

Noriさんへ
案外何でも踏み出してしまえば、何とかなるもんじゃないでしょうか。(私が楽観的すぎるのかもしれないけど)
専門性が高いお仕事ということですが、そういう仕事ができるのなら他のはじめての仕事でも十分対応できると思います。

Noriさん

鳥取、良いところですね!笑

いつもご丁寧な返信ありがとうございます。参考になります。

実は今年44才(子無し)で目標としてきた4千万円貯蓄を達成したので(セミ)リタイアを考えている次第です。実際のところ44歳、4000万円でやっていけるものなのでしょうか?(計算上は完全リタイアでも支出を月10万に抑えればできる計算にはなるのですが。。本当か??というリスクを感じています。)

ただ、お金は足りるのか(例:5千万~1億が必要との情報があふれている。)、アルバイトはあるのか、年齢的に早すぎないかなど踏み出すのにやはり心配不安があるのが現状です。(もちろん個々人によって適用される情報/条件は異なりますので情報に惑わされず最終的には自分の判断ということは認識済みです。)

ですので、感銘したブログをお書きのクロスパールさんにいろいろとお聞きしてしまっています。。。

関連記事セミリタイアしたらいくらでも読書できると考えていたけど甘かった

44歳夫婦のみ4000万でセミリタイアは可能か?

可能か不可能かと問われればもちろん可能です。実際私が4000万に満たない資産でセミリタイアしているからです。ただセミリタイアという定義が個々によって違いがあるのでNoriさんがどのような状態をイメージしているのかによって「できる、できない」は変わってくると考えます。

支出を月10万に抑えれば完全リタイアも数字上は可能かもしれませんが心もとないです。クロスパール家も支出は多くない方だと考えていますがそれでも月18万の予算を計上しています。

セミリタイア後の支出のネックは住居費なのですが賃貸にしても購入(ローン完済済み)にしても一定額は必要でしょう。

地方に暮らしていれば車が必要になるでしょうからこちらの費用もバカになりません。ガソリン、メンテナンス、保険、車検などの費用で年30万の予算にしています。

支出の詳細がわからないので何ともいえないですが10万と計算するのは厳しいので多少労働すれば十分にセミリタイアできると考えます。

資金不足・アルバイトがあるか・年齢的に早すぎないかの懸念事項について

お金は足りるのか?という資金不足については正直わかりませんというしかありませんが私は足りなければ働けばいいと考えているので特に心配はしていません。またアルバイトがあるかどうかということですがコメントに返信しているように何かしらのアルバイトはあると考えています。

4000万貯蓄できた人間がそうそうお金に困る事態になることは考えにくいというのが私の見解です。4000万という数字は完全リタイアするには心もとないものですがお金の管理能力は一般的水準よりもかなり高いだろうと思います。

年齢的に早すぎないかということですがまったく早いということはないでしょう。何故早すぎないかという不安があるのでしょうか? 仮に世間体を気にしたりしているのならセミリタイアにはあまり向かない性格なのかもしれませんね。

配偶者の同意が必要不可欠

私の場合もそうですが夫婦のみでセミリタイアする場合は配偶者の同意が必要不可欠です。もし配偶者が同意していないのならセミリタイアはやめておいたほうがいいでしょう。

違う生き方をすることになりますから破綻するのは目に見えています。同意してもらえていないのなら十分な説明をして説得を試みるべきですね。

セミリタイアに不安はつきもの

セミリタイアという生き方は現在ではまだまだ少数派です。極少数派といっても言い過ぎではありません。そういう生き方を選ぶことに不安はつきものですが踏み出してしまえば案外何とでもなると感じています。

私はほんとお気楽主義なのでたいした不安もありませんでしたが、これといったトラブルも起こらずに生活できています。

様々な不安がありますがそれらをすべてクリアすることはいつまでたっても出来ないと思いますので、あとは自分の気持ち次第ということになるでしょうか。

クロスパールのセミリタイア構想

最後に私のお金の面での構想を話してみたいと思います。

現在私の年齢は46歳です。妻は44歳。

私が60歳になるまでは生活費(年間220万)を労働収入で得ること。

現在の資産には手を付けずに運用していく。2%複利計算で60歳時点で5000万程度になっていることを想定しています。

60歳以降は資産を取り崩しながら生活する。

簡単ではありますがこんな感じで考えています。年間220万を労働収入で得るということでセミリタイアじゃないという意見もあるでしょうが内訳は(私60万・妻160万)なので私としてはセミリタイアと言えると考えています。

セミリタイアという言葉にとらわれずに夫婦が毎日楽しく過ごしていけたらいいなと思っています。

Noriさんも不安はあるでしょうが人生一度切りなので楽しんでいけたらいいですね。

コメント

  1. Nori より:

    クロスパールさん

    リソースフルな記事でのご回答ありがとうございます。以下ご見解をいただければ幸いです。

    1.月10万円支出の内訳は以下です。(私一人の完全リタイアの場合)無理がありますでしょうか?
    食費:3万円
    光熱水費:2万円
    NTT+スマホ+NHK+プロバイダー:1万円
    固定資産税:1万円
    国民健康保険:5千円
    日用品床屋:5千円
    国民年金:2万円(免除ならゼロ→貯蓄or医療費等予備資金へ)

    2.4千万円は3千万を10年国債、残りは現金(これとは別に家屋メンテナンス+緊急予備資金として500万の10年国債あり)です。eMAXIS siimなどの投資信託に移した方が良いでしょうか?移すにしても時間分散すると時間がかかる&このお金は命綱なので減らしたくないのが理由で実行していません。ETF(VT)移行を考えたことがありますが同じ理由で実行していません。

    よろしくお願いします。

タイトルとURLをコピーしました