セミリタイアへ私の背中をおした2冊の本

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私は45歳のときにセミリタイアしましたが「セミリタイア」という生き方を考え始めたのは40歳を過ぎたころだったと思います。40歳ともなると多少なりとも体力が落ちてきて体の不調が目立ってくるころでしょう。

セミリタイアに興味のある人はネットや本などを見て情報収集していると考えられますが私の背中をおしたのは2冊の本でした。

ひすいこたろう「あした死ぬかもよ?」

まさにダイレクトなタイトルですよね。あした死んでも後悔しない生き方をしていますか?と問いかけられてるようです。ほとんどの人は後悔することがあると答えると思いますが私は特にありません。

このことについてはまた別記事にしたいと思います。

質問形式で進んでいくのですがいくつかを紹介してみます。

いま抱えている悩みは、たとえ人生最後の日であっても、深刻ですか?

悩みを抱えていない人間などいませんよね。私だって大なり小なり悩みはあります。しかし上記の質問をされたときどう答えるでしょうか?

おそらく「些細なこと」とほぼ全員が答えるのではないでしょうか?そりゃそうですよね。だって死んでしまったら悩みがどうこうとか思案することすらできないのです。

いつかやる。あたなの「いつか」はいつですか?

明日やる。というのにも似てますね。明日って「いつの明日?」

「いつか」っていう日はありません。もしやりたいことがあるなら「今」からするべきだと感じました。

あなたが生きることで、幸せになる人はいますか?

家族がいない人はそうそういないだろうから自分が生きることで家族が幸せになるでしょう。家族がいなくても友達が幸せになるかもしれません。働いている仲間が幸せになるかもしれないですね。

あるいは買い物にいくスーパーの店員かもしれません。誰かしらと必ずつながっているのでゼロの人はいないでしょう。

もし今日が人生最後の日だとしたら、今日やろうとしていたことをする?

仕事をしている人は仕事なんてしないという意見が多いでしょうか? たぶん私もサラリーマンだったらそう言ったかもしれないです。しかし今はセミリタイアして満足した時間を過ごしているのでこの質問には普段通りするって答えますね。

一度真剣に自分の生き方を考えるべき

人間は必ず死にます。将来的にはわかりませんが現段階では100%です。でもおおくの人は自分が死ぬなんてことは普段みじんも考えていないでしょう。私だってそうでした。

でも自分の周りで知人が亡くなったり昔から知っている芸能人が亡くなるニュースをみて急に「死」というものが身近になったんですよね。

「死」を感じたことで自分の人生に真剣に向き合うことができた気がします。

何もセミリタイアという生き方をすすめているわけではありません。

ただ一度きりの自分の人生を真剣に考えるのは若ければ若い方がいいというのは自信をもって言うことができます。

大津秀一「死ぬときに後悔すること25」

大津秀一先生は終末期緩和医療の医師です。本の冒頭にもありますが死期が近い患者によく言われることがあるそうです。

「先生は、後悔したことはありますか?」

健康を大切にしなかったこと

体調が悪くなったときに健康って大事だなと思いますよね。でも一時治ってしまえば健康のありがたみを忘れてしまうことってないですか?

私は往々にしてこのパターンで今まで生きてきた気がします。しかし現在では自分の中で健康には十分に注意しています。注意していても病気になる可能性だってあるわけですがやっていたのになってしまったら、それはそれで仕方がないと考えることもできます。

お金がいくらあっても健康でなければ使うことすらできません。何を差し置いても健康は第一優先としたいですね。

治療の意味を見失ってしまったこと

治療をして「ただ生きている」だけでいいのか?

治療を継続しているうちにいつの間にか死期が来てしまったという患者もいるようです。元気になるための治療なのか、痛みを和らげる治療なのか、死ぬまでの時間かせぎの治療なのか、自分が行う治療は何のために行っているのか認識しておきたいと思いました。

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自分のやりたいことをやらなかったこと

もっとも多い後悔ではないでしょうか?

多くは言いませんが、自分自身に問いかけてみたいですよね。

愛する人に「ありがとう」と伝えなかったこと

一般的にはどうなんでしょうか? あまり言えていないのかな?

私は後悔したくないので愛する人には「ありがとう」「大好きだよ」と言っています。

生き方を真剣に考えるのに年齢は関係ない

いつ死ぬかは誰にもわかりません。そう考えると生き方を真剣に考えるのに年齢は関係ないことになります。

あなたも「いつか」ではなく「今」」考えてみませんか?

そして人生を楽しみましょう。

ヒャッホー

コメント

  1. 八百祢 より:

    激しく同意します!
    棺桶に片足突っ込んでから「私の人生、こんなはずじゃなかっただー!」って言っても遅いですしね。
    今を大事に生きていく事が先に繋がっていると思っています。
    今を楽しめない人が、未来を楽しむことは出来ないと思うのですよ。

    • 八百祢さん
      自分が楽しんでいないのに誰かを楽しくすることができないのと似ていますね。
      今の先に未来があるので、やっぱり現在が一番大事かなと思います。

  2. あけび より:

    私も本を読んでいて「人は必ず死にます」という言葉を目にした時に、セミリタイアをする決断をしました。
    自分は若いからまだ死なないと思いがちですけど、いつまで生きるかなんて分からないですし。
    でも先のことを考えて不安にもなりますし、どこで折り合いをつけるかが大切ですね。

    • あけびさん
      そうそう「折り合い」っていうのは大事ですよね。
      これがうまくできないとセミリタイアだけじゃなく、生きていくのが難しくなるかもしれません。

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