正社員とアルバイトのどちらの働き方が有意義な人生を送ることができるか

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タイトルにある「正社員とアルバイトのどちらの働き方が有意義か?」という問いは個人の置かれた状況によって大きく変わるので一概にどちらがいいとは言えません。

ここでは私の状況で考えてみます。というのも、年金生活をしている親戚のおばちゃんから正社員にならないなんて理解できないと言われたからです。

 

正社員とアルバイトの大きな違いは給料

一般的にアルバイトよりも正社員の方が給料が高いです。アルバイトはボーナス支給もほとんどないでしょうから年間でみると大きな差が開きます。また昇給にしても正社員の場合は一定額が上昇しますがアルバイトはほぼないといってもいいでしょう。

 

アルバイトよりも正社員の方がやりがいを感じることができる

もっと会社をよくしていきたいやもっといろんな方法で業務を進めていきたいなど社内での地位が上がればある程度の裁量権ができるであろうことから自分のやりたいことがしやすくなると考えられます。

そこに「やりがい」を見いだせることができる人ならば正社員として働くのも有意義な人生でしょう。

 

働くということは「お金を得る」という手段でしかなく、それ以上でもそれ以下でもない

一般的になぜ働いているのかという問いの答えは「お金を得る為」ということがもっとも大きな比率を占めるでしょう。いやいや、働くことはお金を得る以外にも技術の向上や仲間との共同作業を達成した満足感、新たな知識を得ること、コミュニケーションができるなどありますがこれらって結局「お金を得ることができる」という前提があると思うんですよね。

仮に働くのはお金の為じゃないという人はどうぞ無給で働いてください。世の中には実際にそういう人はいるとは思いますが少なくとも私の周りにはいません。

 

正社員の高い給料は時間と交換しているに過ぎない

1日8時間労働の場合、ほとんどの正社員はそれ以上に働いていませんか?

1日ぴったり8時間労働を10年間続けることができる正社員なんているんでしょうか?私はいないと思います。出勤している日はそうであっても、休みの日に仕事のことを考えることもあるでしょう。考えるだけでなく事前の資料を準備したりするかもしれません。

結局、正社員の給料とは1日8時間労働以上の仕事をしている対価に過ぎません。残業代が支払われる会社ならばまだいいですがまったく支払われない会社もあるので割に合わないと感じます。

その点、アルバイトなら働いた時間だけお金を貰えるので明瞭完結だと思います。

 

正社員というステータスは強力な地位を獲得している

さて冒頭に戻って、年金生活をしている親戚のおばちゃんが正社員にならないなんて理解できないというのは単に40代なら正社員で働くのが当たり前でしょという自分の固定観念に過ぎないのではないでしょうか?

アルバイトではなく正社員の方がいいと思っている理由は今後何かあったらいけないのでお金はあったらある方がいいという理屈からです。たしかにもっともな意見ですが、それならばおばちゃんは何故正社員として働かないのでしょうか?

今後何があるかわからないからお金はあった方がいいのは当然ですが、どちらにも当てはまりますよね。

おばちゃんの資産がいかほどあるのかわかりませんが、年金があるから大丈夫という理論ならば正社員というステータスに拘らずに収入を得る何かがあれば問題ではないでしょう。

 

あなたたちの年金はどうなるかわからないから、お金を貯めておいた方がいい

現在年金を支給されている人が若い人に向かってよく「あなたたちの年金はどうなるかわからない」という言葉を発しますが、これってかなり無責任だと思うんですよね。

私達はもう十分に貰っているから、あなたたち(若い世代)は自分で何とかしないさいよとも聞こえます。少子高齢化により年金運用は厳しくなるのが目に見えています。いや、すでに厳しい状態ですよね。

これは年金を支給されている人もうすうすというか、ニュースなどで知らない人はいないだろうと思います。しかし誰も現在の年金の支給額を減らそうやとは言いません。

自分たちはきちんと年金を納めてきたから、貰うのは当然と考えているからでしょうか。真意はわかりませんが年金運用を正常化するためには納める年金の増額や支給時期を遅らせるだけでなく、現在の支給額も減額することが合理的でしょう。

 

アラフォー以上はお金よりも時間を優先した方が有意義な人生を送ることができる

人間いつ死ぬかわかりませんから、お金はあるだけあった方が良いという意見も納得できます。しかしアラフォー以上になるとお金よりも時間の方が大切だと考えます。私がセミリタイアした理由もこの考えがあったからです。

関連記事セミリタイアを意識した「時間の有限性」

 

もちろん生きている間はお金は必要になってきますので、おおよそのシミュレーションはしておかなければいけません。そこで自分がいけると考えたのならお金よりも時間を優先して取るべきでしょう。

そう考えたときにベストな働き方は私にとってアルバイトだと思うんですよね。さっきのおばちゃんにしても資産がなく年金も十分でなければきっと働いていると思います。働かないでいるのは自分でいけると考えているからでしょう。

多少無理矢理ではありますが、年金生活者という働き方(ステータス)を選択しているに過ぎません。

 

人生一度切りなので自分がやりたいように生きていくのが一番幸せなんだと思います。

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クロスパール

セミリタイアして関西から鳥取に移住しました。インデックス投資・日本個別株とアルバイトをしながらのんびりと暮らしています。自己紹介は「クロスパール」をクリックで。

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コメント

  1. yamori より:

    お金のために働いていることに、意外と自分で気づいてませんでした。
    家の近くでバイトも良いな、と一時期真剣に思いましたが、やはりお金がほしいので時間と視力と椎間板を多少犠牲にしてでも、しばらく正社員でやり過ごそうと思います。

    • yamoriさん
      返事が遅れてすいません。なぜかスパムコメントに分類されていました。

      お金は欲しいですよね。考え方にもよるんでしょうけど、お金は時間と健康に交換することはできないのでほどほどがいいですよ~。
      逆に時間と健康はいくらでもお金に交換できると考えています。

  2. 八百祢 より:

    概ね同意できるお話です。
    正社員と言っても終身雇用はほぼ崩壊してるし、10年先に今の会社が残っている保障もありませんしね。
    働く=お金を稼ぐ手段 と割り切った考え方をした方が精神衛生上ラクです。
    年金制度もそうですが、健康保険制度も怪しくなってきています。
    これからは益々マネーリテラシー、自己防衛が必要になってきますね。

    • 八百祢さん
      時代は常々変化していきますが最近はそのスピードが速くなっている気がします。
      だから対応も早めに動かないと気が付くと、じり貧になっている可能性もありますね。

      とはいえ一個人が大きな流れに逆らうことはできないので、自分のできる最善の選択をしていくしかないかな。

  3. 小者 より:

    セミリタイアブログに訪問するような人なら
    クロスパールさんの考えは理解できると思います。

    ただ、年金生活をしている世代の人を理解させるのは不可能だと思います。
    会話するだけ時間の無駄レベルで、どの程度の親戚かは分かりませんが、あまりうるさいのなら交流を絶っても良いのでは?

    自分は生計を共にする人の理解さえ得られれば良いと思います。
    (逆にここの理解が最重要とは思います)
    正直、実の親ならともかく、多少の繋がりがあるだけの親戚に自分の生き方をああだこうだ言われたくはないですね。

    • 小者さん
      たまに会うだけなのであまり影響はありません(笑) 心配してもらってありがとうございます。
      そもそも今の年金受給者はもう自分が逃げ切ることしか考えていませんから、これから生きていくアラフォー世代とは根本的な思考が違うんですよね。

      あと、時代も大きく変わっているので価値観もまったく違います。自分の確固たる価値観があることはいいとは思いますが、それがすべてと考えている人はどうしようもないですね。
      やっぱり多様性(自分とは違った考えを認める)は重要だと思います。

  4. 見知らぬ男 より:

    60歳から年金貰っている連中を養うために70歳まで働かされるのですから堪ったものではありません。
    しかも60歳からの10年間は定年再雇用で同じ仕事をしても給料も減らされるですから踏んだり蹴ったりです。
    平均寿命をみても現役世代は80歳位で、今の高齢者の平均寿命とさして変わりません。
    昔の高齢者より若々しいから働けとか言われて、健康寿命をすべて高齢者を養うために吸い取られるのですからやってられないです。
    ほんと、金より時間が大切です。
    時間を大切にした生き方をしたいものです。

    • 見知らぬ男さん
      年金については、個人の力ではどうにもこうにもできないし、国ももうお手上げなのでしょう。(はっきりいって詰んでいる)
      マネー雑誌で「年金はなくならないので安心してください」というのも見るんですが、私もそう思いますよ。
      でも普段私が言っている「いつから、いくらもらえるか」がはっきりしない限り到底安心なんてできないですよね。

      すべての人に最良の選択かといわれるとわかりませんがやはりセミリタイアという生き方は現在ではもっとも時間の価値を享受できるのではないかと考えています。

      私が考えるセミリタイアの定義 → セミリタイアとは資本+最小労働

  5. 時間のほうがずっとずっと大事ですね。
    残業とか責任とか、もうそういうのはいいです。

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