最近ではFIRE、サイドFIREなど類似した言葉がいくつもあるのでわかりにくいかもしれませんがここでいうセミリタイアとは次の状態を想定しています。
セミリタイア=(資産運用+労働)で生活費を賄う事
資産運用というと株式等に投資することが頭に浮かびますが貯金も立派な投資のひとつです。だから資産運用していないという人はいないはずです。
労働については起業や雇用労働等何でもいいですが資産運用以外の収入ということですね。この労働の部分に工夫を加えるのがセミリタイアのキモになります。
私が考えるセミリタイアのメリット・デメリットやセミリタイアへの準備や適性、セミリタイア後の生活の注意点について考えてみます。
セミリタイアのメリット・デメリット
自分でコントロールできる時間の増加
最大のメリットはこのコントロールできる時間の増加です。フルタイムの仕事をしていると1日の半分程度は思い通りにならないでしょう。セミリタイアすると時間の配分が逆転します。
あなたは1日の時間を可視化したことがあるでしょうか?自分の時間がどのぐらいか確かめてみるのもいいかもしれません。私はこのようになっています。
自分が嫌なことを避けることができる
お金が増えると選択肢を増やすことができるといいますが、言い換えれば自分が嫌なことを避けることができるということですね。私的にはやりたいことができるよりもやりたくないことをやらない選択ができる方が重要だと考えています。
セミリタイアは前述の通り労働が必須となります。多くの方の労働といえば雇用労働となるでしょう。資産運用というバックボーンがなければどんな仕事でもしていかなければなりませんが、セミリタイアの場合はある程度仕事を選んで決めることができます。
この嫌なことを避けることができる状態というのはストレス軽減に大きく貢献してくれて生活の満足度をアップしてくれます。
将来得るはずだった経済的利益の放棄
デメリットの一番大きな部分は将来得るはずだった経済的利益の放棄ですね。経済的利益を放棄することにより時間を得ますからどちらを重視するかがセミリタイアするしないの分かれ目なのかもしれませんね。
厳密にいえばお金の不安が払しょくされることはないと考えています。しかし時間の有限性を考えればお金の不安よりも時間がなくなることへの不安が大きいと感じています。
経済的利益と言いましたがこれも時間があればこそ可能なことですから、私の中では最大の資源は時間だと思うんですよね。
私は読書をよくしますがセミリタイアするときに心に響いたのはこちらの2冊です。良かったら読んでみてください。
社会的信頼度の低下
現在では働き方が多様化されてきているとは感じますが世間的に言えば30~50代でアルバイトしている人の社会的信頼度は低いと言わざるを得ません。特に男性の場合は風当たりが強いことがあるので注意が必要ですね。
働き方と共に生き方も多様性が認められてきていますがまだまだ男性は定年(60歳)まで働くものという固定観念があります。
簡単に言うと定年(60歳)までの年齢でアルバイトしている男性の社会的信頼度はほぼゼロと言っていいでしょう。
セミリタイアに向けての準備
セミリタイア資産の目安
年間生活費の20倍が一つの目安となるでしょう。インデックス投資の4%取り崩しの場合は25倍ということになりますがセミリタイアの場合は労働収入ありきの生活ですから20倍がボーダーラインになると考えています。
生活費の半分を労働で稼いだ場合のシミュレーションをしていますのでこちらの記事を見てみてください。
セミリタイアの適性
これは正直やってみないとわからないことが多いのですがセミリタイア生活4年目に突入した私の感覚でお話ししてみたいと思います。
セミリタイア適性がないのは世間体や周りの目を気にする人です。このタイプの人はセミリタイアにはまったく向かないのでおすすめしません。
セミリタイア適性があるのは自分の信念に基づいて粛々と生活できる人ですね。見方を変えれば頑固とも取れそうですがそうではなく日々の生活を自分に最適化できる人はセミリタイアに向いています。
セミリタイア後の働き方
多くの方は雇用労働になると考えているのでこちらの働き方で考えていきます。私はセミリタイア後にアルバイト2ヶ所・契約社員1ヶ所を経験しています。
セミリタイア後の働き方として自分が何を優先したいのか考えてみてください。私は自分がやってみたいことを仕事にしたかったのですが未経験職に応募しても全く採用されませんでした。
またお金に目がくらんで働き出したのはいいですが1ヶ月経たずに辞めてしまった経緯もあります。セミリタイア後の働き方については次の記事にまとめてありますので良かった読んでみてください。
セミリタイアとは
セミリタイアとはどんな生き方なんでしょうね。日本ではセミリタイアという生き方をしている人はほとんどいません。
これまでの学校を卒業して定年まで働き老後を迎えるという生き方はまだまだ続くでしょうがセミリタイアという生き方も徐々に増えてくるのではないかと感じています。
旧来型の生き方だと多くのサンプルがありますし、周りのみんながしているから安心感もあるでしょう。現状セミリタイアという生き方は極極極少数派になりますから不安があることもわかります。
しかしセミリタイアという生き方を知り得たあなたは新たなステージに立つ切符を得たのではないでしょうか。
セミリタイアも生き方の一つですから誰もがこの生き方を目指した方がいいとは思いません。ただ少しでも興味があるのなら挑戦することはとても良い事ですし人生にプラスの影響しかないと感じています。
セミリタイアに向けてがんばっている人に向けて、私の体験が役に立てればいいなと思っています。これからもありのままのセミリタイア生活ブログを続けていきたいと考えています。
最後になりましたが私のセミリタイアの所感を次の記事で書いていますので良かった読んでみてください。
セミリタイア無料相談
ここまで読んで頂きありがとうございます。
セミリタイア無料相談も行っていますので次の記事を読んでいただき、ご興味があればお申込みください。
コメント