給料が低かった時の方が仕事が楽しかったのはなんでだろう?

この記事は約3分で読めます。

働き出した頃、私の給料は手取り9万ほどでした。もう27年前にもなります。え?もう27年も働いているのかそこにちょっとびっくりしちゃいますけど、今回は働いた時間の話じゃなくて働いて得たお金と自分の気持ちの話をしたいと思います。

一概に言えませんが概ねサラリーマンを長く続けていると初任給よりも給料はアップしている人がほとんどなのだと考えています。私の場合は4回転職しているのですがアップダウンはありますが初任給を下回ったことはなかったです。初任給を下回ったことはありませんが年収が最高だった時期より150万程度低い年収で現在推移しています。現職に転職してから12年経ちますがこれだけの年月を経ても最高値にたどり着かないなんてなんだかもやもや感はありますね。

年収は下がりましたがその分時間が増えました。転職の理由は体調を崩したのともっと時間のある仕事をしたかったからなので後悔はしておりません。

 

さて本題に入りますが、給料が低かったころ、つまり若いころは今よりも楽しかった気がするのです。仮に今初任給で仕事をするとなったら不満が爆発するでしょう。給料が低いのに何であの頃は楽しかったんだろう?

ぱっと思いつくのは「経験不足」というのがあります。社会に出て間もないころはほとんど自分が知らない世界ばかりで未経験のことがたくさんあり、それらを知るという好奇心が旺盛で何かを知るたびに喜びがあったように感じます。

また仕事を覚えていくということにも、自分が何かひとつでもできると技術が身に付いたようで楽しかった記憶があります。

とにかく何かを新しく知ったり、技術を身につけたりということが頻繁にありました。一般的にいうと毎日がワクワクしていたということになるんでしょう。

しかし現在ではある程度の経験をしてきて新たに知る、身につけるということはほどんと皆無です。もちろんもっと能動的になればそういうことはたくさんあるんでしょうが、そこまでしようとは思っていません。私の場合だと5年ぐらい前までは会社をより良いものにしていこうと色々と案も練っていたし提案もしていましたがすべて却下されてしまったんですよね。

そういうこともあって個人が何をしても変わらないもんだと肌で感じました。その頃から会社での仕事は卒なくこなすという無難な道を選択しました。働く上ではおそらく最も安定的な道を選んだのではなかいと感じています。

結果的に私が会社の為に指摘したことで現状は困窮しているようです。私にとっては当たり前の結果になっているだけなのですが、何故か今になってどうしよう、どうしようと言っているお偉いさんを見るたびに滑稽に見えてしまいます。

こう考えてくると、給料が低い時に楽しかったのは自分が新たなことをできることがたくさんあった時期と重なったからだと思います。だから給料が高い低いと仕事が楽しい楽しくないは関係性が薄いと考えています。

 

給料の高低≠仕事の楽しさ

 

 

お探しの記事がありましたら検索・タグをご活用下さい。→検索・タグ



にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ にほんブログ村 投資ブログ 資産運用へ

この記事を書いた人
クロスパール

セミリタイアして関西から鳥取に移住しました。インデックス投資・日本個別株とアルバイトをしながらのんびりと暮らしています。自己紹介は「クロスパール」をクリックで。

クロスパールをフォローする
日記
クロスパールをフォローする
心豊かにシンプルライフ

コメント

  1. 6割主夫 より:

    ワタクシも学生時代のバイトや公務員になりたての頃は楽しかったですね。責任が問われないということと、新しいことを覚えていくことにとても新鮮味があったのです。
    ところが最後の方は何のために仕事をしているのかわからなかったです。もはやその日を無事に終えることだけに集中していたので、生きた心地がしなかったです。

    • 6割主夫さん
      何のために仕事をしているのかわからない・・・何だかわかる気がします。私も今そんな感じなんですよね。
      何にも役に立っていないというわけではないんだけど、自分がやらなくてもと思いますしね。心のバランスが難しいです。

  2. あーくん より:

    なんか凄いわかる気がします。
    そうなんですよね。刺激が無くなったといいますか、感情を押し殺して生きているといいますか。

    • あーくんさん
      刺激もなくなったし、単調な毎日です。
      単調な毎日がつまらないという訳でもないのですが、何かが足りない気がしているんですよ><

  3. あけび より:

    何かが足りないと思うんですけど、その何かが分からなくて更にモヤモヤするんですよね。
    でも最近は平凡な毎日が有難いなと思うこともあります。

  4. ゼロ より:

    開発の世界で言えば入りたてのころはプログラマーですから
    プログラムが好きで入ってきた人は楽しいんでしょうね。
    ところが時を経てプログラムだけじゃダメなんだよばりに
    マネジメントを任されるようになればこれはつまらなくなりますね。
    給料はあがりますが。

    • ゼロさん
      自分が好きな事をやっているうちは楽しいんだけど、どうしても年齢が上がったりすると相応のポジションをやれみたいな雰囲気があるのでそこにいっちゃうともう楽しめない気がします。

  5. プライア より:

    逆に言えば、頑張れば給料が上がる環境なら楽しいし給与額と楽しさってある程度比例するんじゃない?私の会社はそうやったから感心するほど頑張ってる人も多かったよ。

    私が途中からそっちを見なくなったのは投資に活路を見出してリタイアを意識したからやわ。パークロも同様、会社以外で収益を得る道を見つけたってのも大きいんちゃう?

    会社で上に行くしか道がなければもっと頑張るんやろうからなあ。でも脇道があるのも知ったのはラッキーやったよね。

    • プライアさん
      自分が考えている給料が上がれば楽しく感じるかもしれません。若い時は仕事と昇級が正比例していましたが今では逆に反比例しているから納得がいかないんだと思います。
      今の会社はがんばって給料が上がるということもないのでなおさらやる気は起きませんね。

      投資やちょっとした副業利益も影響しているんだろうな。自分の力でお金を稼げることを体験できたことはやっぱり大きいよ。
      いまではそういうことが当たり前になってるけど、世間一般ではまだまだ雇われのみの収入しかない人が多いんだろうね。

タイトルとURLをコピーしました