資産運用の3つのステージで気を付けること




資産運用と一言にいっても3つのステージに分けることができます。

・資産運用初期

・資産形成期

・資産活用期

それぞれの運用時期には注意しておくべきことがあります。

当ブログではサラリーマンの資産運用の最適解はインデックス投資の積立としています。インデックス投資を中心に資産運用していくうえで気を付けておくべきことを書いてみます。

参考記事:サラリーマンが老後資金を作るための資産運用の最適解




資産運用初期

資産運用初期、つまり積立初期ということになりますがリスク資産の変動に気持ちを振り回されないことが重要です。リスク資産、当ブログでは先進国株式インデックス一択をおすすめしていますが株式というのは貯金と違ってお金が増えたり減ったりします。

貯金も価値は変動しているのですが見た目では通帳に1000円となっていればその数字が変動することはありませんよね。しかし株式の場合は1000円だったものが1100円になったり900円になったりもします。

初めて資産運用を始めた方が戸惑うのがこの数字の変動ではないでしょうか。

インデックス投資というのは資本主義経済の成長に期待する投資なので短期でプラスになったりマイナスになったりもしますが長期的にみればプラスになる可能性が高くなります。

仮に月1万投資するとして年間12万ですからこれが6万になってもそれほど慌てることはないかもしれません。しかし自分の月給ぐらいのマイナスになったときはどうでしょうか。積立投資なので元本は増えていきますが評価額は上下します。

毎月1万を5年間投資すると元本は60万です。株式の最大マイナスリターンは50%程度を想定しておけばいいでしょうから元本60万が30万になったと考えると投資した5年間は何だったのか?と感じることでしょう。

ここでよく考えて欲しいのですが資産運用を始めたのはもっと先、数十年後のお金を準備するためですよね。だからどれだけマイナスになっても積立投資はやめずに続けていってもらいたいです。

資産形成期

資産運用初期を乗り越えてステージは資産形成期に移行してきます。資産運用初期は期間で言うと5年ぐらいでしょうか。運用初期の期間は短く、積立額もあまり大きくなっていませんが形成期に入ると運用額、期間もぐんと大きくなってきます。

資産形成期と呼べるのは6年目から20~30年程度だと考えられます。20歳から資産運用を始めれば40~50歳ぐらいになるということですね。

資産形成期にも資産運用初期と同じように数字が動くことに動揺しないようにしましょう。20~30年経つ頃には資産額もかなり大きくなっていますよね。毎月1万積立した場合でも30年経てば元本は360万です。

最初は数字が動くと言っても数千円から数万円ですが資産額が大きくなってくると数十万というお金が1日で減ったり増えたりすることはよくあります。

資産形成期には気持ちのこともありますが、人間はだんだんと慣れてくるものなのでそれほど動揺しなくなっていると考えられます。しかし動揺しないがゆえに余計なことにも手を出したくなるのが人間というものです。

投資はインデックス投資だけでなく色々なものがありますが、できるだけインデックス投資のみにしておくことをおすすめします。何故ならインデックス投資よりも運用成績が良くなるということはなかなか難しいからです。

先進国株式インデックスの年平均リターンは3~5%程度を考えておけば妥当なところです。とりあえず真ん中の4%とした場合にこれ以上の成績を上げることができるのであればインデクス投資ではなくそちらの投資をすればいいと判断できます。

一時、例えば1年や2年の期間で4%以上の成績を上げることができたとしてもその後数十年同じような成績を維持できるでしょうか?

ポイントは一時の成績ではなく長期間において年平均リターン4%を超えていけることができるのか?ということです。

資産形成期は長いですからとにかく余計な投資をせずにインデックス投資を続けて、できることなら積立額をアップする方が得策でしょう。

資産活用期

資産活用期とは投資信託を取り崩していく時期です。生きていくため、人生を楽しむためにお金を貯めてきたのですから活用しない手はありませんよね。

資産活用期にどのぐらいのボリュームの資産になっているかは積立額、積立期間に大きく左右されるでしょう。しかし過去データより20年以上先進国株式インデックスに投資しておけばプラスリターンになっている可能性が高いことがわかっています。

先ほどは毎月1万の積立で説明しましたがどう考えても資金不足ですよね。仮に毎月1万を30年間、年平均4%で運用してもたいした金額にはなりません。

妥当な金額として毎月最低3万できるなら5万を積立したほうが現実的です。


https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/moneyplan_sim/index.html

毎月の積立額が1万違うだけでこれだけの差になります。普段のちょっとした差が時間が経つことにより大きくなるということです。

当ブログでは現金+株式のシンプル運用を基本としていますが資産活用期には現金を中心に取り崩していくべきと考えています。インデックス投資は基本的には右肩上がりの成績を期待しているのでできるかぎり運用を長く続けていくほうが資産減少はゆるやかになると考えるからです。

先ほど現金を中心にと書きましたがある程度は投資信託も取り崩していきます。ある程度とは住民税の基礎控除額である33万です。33万までは益出ししても所得税・住民税ともにゼロとなり国民健康保険料に影響されません。

これにつみたてNISAの非課税口座から取り崩していけば税金コストをかなり軽減できると考えています。

https://www.morningstar.co.jp/FundBeginner/portfolio_return1.html

つみたてNISAの年間拠出限度額である40万を20年間4%で運用すると88万になります。30年にすると130万になります。

資産活用期における取り崩し方法

課税口座(33万)+つみたてNISA口座+現金=生活費

現時点ではこれが取崩し方法の最適解だと考えています。iDeCoがある場合はこちらも優先的に活用していきたいですが60歳までは原則引き出し不可なので一応除外しています。

なおこの方法で取り崩して行く場合は現金が優先的に減少していきますから、自分の安心できる程度の現金は確保しておいた方がいいですね。現金の取り崩しをやめた場合は状況によりますが、つみたてNISA口座を優先的に取り崩していき、課税口座で調整ということになるでしょう。

ここでのポイントは出来る限り税金は後で払うようにすることです。

また資産運用以外にも収入があるのなら、バランスを考えて取り崩すことになります。大事なことなのでもう一度いいますが、出来る限り税金は先送りにすることが重要です。

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コメント

  1. 八百祢 より:

    とても面白い記事です。
    八百祢はまだ積立初期の状態で、出口戦略を考えていませんでした。
    クロスパールさんの記事を読みましたが、イマイチ理解できないでいます(´・ω・`)
    出口戦略について詳しく書いてくれると嬉しいです(o´□`)o

    • 八百祢さん
      出口戦略は私の中ではひとつの解が出ていますが、誰にでも当てはまるというわけではないでしょうから言葉にするのは難しいと感じます。
      何かをするときには何度も考察することは必須だと考えているので「インデックス投資の出口戦略」として後日記事にしてみますね。

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