ほとんどの人は金融資産が増えたとしても生活はほぼ変わりません

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少なくとも私はほぼ変わりませんでした。相続や宝くじなどで金融資産が大きく膨らむ場合は違うのかもしれませんが自力で資産形成して金融資産を増やした人はほとんど変わらないと答えそうな気がします。

その理由としては自力で金融資産を増やせるのは限りがあることと、それまでの経験が生活を習慣づけてしまうからだと考えています。

そもそも自力で金融資産はどれぐらい増やすことができるでしょうか?

株式投資などで数億円の利益を得たという話も聞きますが数的にはかなり少ないですよね。ほとんどの人は金融資産1億に到達すればいい方だと思います。いや1億に到達する人もかなり少ないかもしれません。

お金の事を大っぴらに話す機会はないですが自分の周りに金融資産1億の人ってたくさんいると感じますか?そうは思わないですよね。私も自分の周りにそいういった人はたくさんいるとは思いません。

実質的にいえば多くの人は金融資産数千万に到達すればいい方でこの辺が頭打ちになるんじゃないかと考えています。数字で言えば3000~5000万ぐらいでしょうか。

金融資産5000万を作るのにどのぐらいの時間がかかるでしょうか?私の感覚では少なくとも20~30年の時間を要すると考えています。私は45歳のときに約3000万でセミリタイアしましたが働き出してから28年が経過していました。

30年前とは投資環境や時代の状況は違いますがもろもろを加味してもやはり20~30年の時間は必要だと感じます。このブログを見ている人で金融資産3000万に到達した期間は働き出してから何年になるでしょうか。資産形成に興味がある人でも金融資産3000万に到達するボリュームゾーンは20年ぐらいになると思います。

金融資産が増えて生活が変わるかということですが5000~7000万ぐらいでは変わらないというか変えられないというのが現実だと思います。例えば年間生活費250万していた人が500万の生活をしたとすれば金融資産は一気に減少していきとても精神的に持たないでしょう。

もちろん全く変わらないということはありません。少しの贅沢や余裕は出てきますが「生活が変わる」ということはほぼないと考えて差し支えないでしょう。

金融資産3000~5000万を作るのに投資をするにしてもかなりのタネ銭が必要です。仮に20年間の年間手取り平均が400万だとして年間生活費を250万とすると投資にまわせるお金は150万となります。

単純に貯金すると、20年で3000万、30年で4500万ですよね。この数字を見てもかなり厳しいことが容易に想像出来てしまいます。

そして金融資産が増えても生活がほぼ変わらないのは資産規模よりもそれまでの経験がそうさせてしまうことが大きいです。多くの人が資産形成をして規模を大きくいくにはどうしても節約をしていかないと難しいです。極端に言えばお金を使わなければ使わないほど資産規模は大きくなりやすい傾向にあります。

しかしお金を使わなければ経験できないことが多いのも事実ですよね。このあたりは個人のバランス感覚になりますが少なくとも金融資産3000~5000万に到達している人は一般的な人よりも節約傾向にあるでしょう。そしてそういった生活を何十年も続けていくことによって生活が習慣化されていきます。

この習慣化というのがポイントで一度習慣になってしまったものを変えるというのはとても難しいと考えているんですよね。また20~30年の歳月を要して資産規模が大きくなったときには自分も年齢を重ねて40~50代になっているでしょう。そうすると体力の低下や老化も始まっているので生活を変えるということが億劫になることも要因のひとつとして挙げられると考えています。

こんな感じでほとんどの人は金融資産が増えても生活はほぼ変わらないと考えていますが、精神的な余裕は金融資産がないときよりも格段にアップするので資産規模を大きくすることには意味があると思います。

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この記事を書いた人
クロスパール

セミリタイアして関西から鳥取に移住しました。インデックス投資・日本個別株とアルバイトをしながらのんびりと暮らしています。自己紹介は「クロスパール」をクリックで。

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