資産運用の始め方 番外編~日本株について~




資産運用の始め方」で示している運用方針は「現金+株式投資」のシンプル運用です。この株式投資という部分には先進国株式インデックス投資信託一択としています。具体的な商品は「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 」です。

一般的に投資信託で株式投資を行う場合は「先進国」「新興国」「日本」という区分になります。先進国のみに投資する理由は何度か書いていますがグローバルな社会で日本や新興国が単独で成長することは考えにくい為、利益が集約していくであろう先進国に投資しておくのがベターという考えからです。

それでは日本株に投資する妙味はないのか?というのが今回のポイントです。




日本株式インデックスに投資する妙味は少ない

参照:my index

日本株式インデックスは日経平均株価とTOPIXの2つがあります。先進国株式インデックスに採用されているものはMSCIコクサイインデックスですね。

上記の表を見てもらえればわかりますがリターンに差があることがわかります。ちなみに30年の平均リターンはTOPIX(-0.2%)・日経平均株価(-1.4%)・MSCIコクサイインデックス(+8.5%)となっており日本株式インデックスに投資する必要性はないと考えて差し支えないのではないでしょうか。

日本株式に投資するなら個別株

日本株式インデックスに投資する理由は見当たらないのですが個別株でみるとそうでもありません。ただ個別株に投資する場合はどの企業に投資するのかという判断基準を自分で持たなければなりません。判断基準を確立するのに勉強することも必要でしょう。また買い付け金額が投資信託よりも大きくなり、資金が限られているであろうサラリーマンの場合は分散効果が弱くなるので一般的にはおすすめしません。

しかし日本株式には株主優待という独自の制度があります。株主優待とは保有株に対してクオカードやカタログギフトなどの特典があることです。また日本株式インデックスの成長性には疑問符がつきますが個別企業の場合はうまく選択することができれば大きな値上がり益を得ることが可能となります。

日本株式の選び方はこちらの記事をご覧ください

資産運用に日本株式を含めるポイント

サラリーマンが遠い未来に向けて資産運用を行う上で本来必要ではないであろう日本株式を含めるときにはいくつかの注意が必要です。

資産運用全体に対する割合は10%以下

日本株式の割合が大きくなればなるほど本来の運用方針である「現金+先進国株式インデックス」のリターンとリスクの変化が大きくなります。良い方向に進めばいいのですが悪い方向に進むこともあるわけですから、できるだけ本来想定されている変化よりも小さいことが望ましいです。

そう考えると日本株式の割合は資産全体の10%以下が好ましいでしょう。

日本個別株式を選ぶときは倒産リスクを考慮しよう

株式なので価格が変動することは個別株でも投資信託でも変わりませんが個別株の場合は倒産リスクがあります。倒産してしまえば株式が紙くずとなるということですね。

ただ企業を分析・研究して財務良好な日本株式を購入する方法にもあるように財務良好な企業を選んでおくことにより倒産リスクはほぼ回避できると思われます。突然業績悪化により倒産ということもあるでしょうが、その場合はもう運が悪かったという他ありません。

私は15年ほど日本個別株を取引きしていますが未だに倒産の憂き目にあったことはありません。今後もないとは限りませんが選別していけばそれほど怖がることもないでしょう。

株主優待目当ての投資は要注意

日本独自の制度である株主優待ですが優待目的に投資することはおすすめしません。何故なら株主優待制度は企業の意向で簡単に廃止することができるからです。また株主優待が魅力的に思えても企業の財務体質が悪い場合もあります。

優待につられて購入したはいいけど、株価下落、優待廃止ということになればこんなに悲しいことはありません。倒産なんてことになれば悲惨ですよね。

株主優待も企業を選ぶひとつの魅力ですが総合的に判断することが求められます。

サラリーマンの老後資産をつくる資産運用において日本株式を選択する理由はあまりないと考えていますが、もし日本株式を組み入れたい場合はこの記事の内容がお役に立てれば幸いです。

トップページはこちらです⇒資産運用の始め方トップページ

コメント