資産運用の基本は株式・債券・不動産
日本で資産運用いわゆる投資をしているというと株というイメージが先行するように感じます。金融教育ゼロの日本では資産運用という概念さえほとんどないわけですから一般的に知られているであろう株に目が向くのも当然かもしれません。
昨今ではFXや仮想通貨なども資産運用のひとつだと考えている人も多そうですよね。たしかにこれらも資産運用のひとつだと言えるのかもしれないですが、中心には成り得ないと考えて差し支えないと思います。
理由を簡略化して述べると税制不利・仕組みが確立されていないからです。FXは昔に比べるとかなり仕組みが確立されてきましたが為替相場の変動で取引会社によっては約定値が通らないこともあるようなので不安は残ります。
仮想通貨はやはりまだ若い投資対象なので現段階では除外しておいた方が無難です。
また金や商品といった投資対象もありますがこれらも基本的に除外しておいて問題ないと考えています。投資の基本は分散だと考えていますが少額の資金を分散してもたいして効果は薄いからです。
FX・仮想通貨・金・商品といった投資対象は初めて資産運用を始める方にとっては無用です。
株式・債券・不動産という昔ながらの資産運用でも問題なくお金を増やしていくことができると思います。
株式・債券・不動産の過去リターンを確認



過去20年のデータをみると株式・債券・不動産はすべてプラスリターンになっていることがわかります。過去データなので今後もこのような展開になるとは限りませんが資産運用するうえで参考資料にはなりますよね。
これらは株式・債券・不動産の主なインデックスの成績になりますが、個人が資産運用するのであればインデクス投資はひとつの最適解になると考えています。
資産運用の基本は分散投資
資産運用の基本は分散投資ということになります。何故分散するかというとひとつ投資対象の成績が悪くなった場合にいくつかの投資対象の成績が補完してくれる場合があるからです。
投資の格言として「卵はひとつのカゴに盛るな」というのがあります。
卵を一つのカゴに盛ると落とした場合に、全部の卵が割れてしまうかもしれないけど、複数のカゴに卵を盛っておけば、そのうちの一つのカゴを落として卵が割れて駄目になっても、他のカゴの卵は影響を受けないという意味です。
このような観点から過去リターンが良いからと言ってひとつの投資対象のみに投資することはリスクが高いということになります。
また株式・債券・不動産といった投資対象がありますがひとつの国のみに投資することもリスクが高いです。例えば日本という国のみに投資をした場合を考えるとよくわかるんじゃないでしょうか。
日本は自然災害の多い国ですが日本の不動産のみに投資している場合は大きなダメージを受けることは感覚的にわかるでしょう。これが日本のみならずに海外の不動産にも投資をしていれば違った結果になることは容易に想像できますよね。
先ほどの「卵はひとつのカゴに盛るな」という格言は資産運用をするうえでとても大切なのでぜひ覚えておいた方がいいです。
投資において分散しておいた方が良いものは3つある
投資対象
投資対象は資産運用の基本である株式・債券・不動産に分散しておけば問題ないでしょう。
投資地域
先ほど例に挙げたように日本という国だけではなく世界の国々に投資しておくのがベターです。
投資期間
投資をするにしても一括で資金を投入するのか分散でするのかの問題があります。いわゆる相場の底で投資することができればいいのですが現実問題としてはかなり難しいので基本的には分散した方が良いと考えています。
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