現在のアラフィフ世代は出世をある程度意識している最後の世代だと思います。私も50歳だからドンピシャで該当しますね。そして実際に出世は意識して働いていました。出世することにより自分の裁量が広がり、給料も上がるという良い側面があります。悪い側面としては出世したとしても中間管理職なので本来の仕事とは違う調整業務が多くなることでしょうか。
出世に魅力を感じない若者たちはどうしてそう考えるようになったのか。
本来の仕事以外の雑用が多すぎる
入社当時は何もわからないでしょうから誰でもできる単純作業のような雑用を引き受けることは致し方ないにしても入社から5年も経てば仕事も覚えていきそれなりの力量がついています。そんな中で雑用が多すぎると仕事をすること自体に疑問がわいてきます。
特に専門性のある分野の仕事をしている場合はなおさらそう感じることでしょう。
若いうちの苦労は買ってでもしろ
これ私が若い頃はよく言われていました。もう30年ぐらい前ですが今でもこの価値観の人は結構いるように感じます。言葉の捉え方にもよりますが苦労を買ってまでするっていうことが若者には響かなくなったんでしょうね。
若い時の苦労はその後に大いに役立つこともありますが、その苦労の種類が昔と今では全然違うかなと感じることがあります。昔の苦労はたしかに将来的に役立つものも多かったですが今の苦労は単なる雑用でしかなくその場を取り繕うだけのものが多い気がします。
評価基準がよくわからない
これは昔も今も変わらないみたいですね。特に日本の場合は本来の仕事のスキルもさることながら上司にどれぐらい気に入られているかが大きく影響します。極端に言えば仕事は全然できないけど出世だけはするというちぐはぐな状態になることがあります。
これは私も感じていたことがあり、仕事に意欲がわかないひとつの理由にもなっていました。
それでもある程度は出世した方がいい
出世に魅力を感じないと言っても給料が上がるという魅力はあります。仕事の量や給料の上昇を考慮して出世を考えてみるのもいいかもしれませんね。
最初から出生はしたくないと言い切るのはちょっともったいない気がします。
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