日本一やさしい株の学校 書評3~企業の業績を数字で見る~




株を購入する時に企業を調べると思いますが、何を見ていいのか最初はわからないでしょう。株主優待目的で優待品のみを見て決める方法もありますが企業が存続しなければ優待品も貰うことができません。

企業の業績を見るのに売上などを確認しますがずらずらっと数字が並んでいて何がどうなのかさっぱりわからないという方もいるでしょうから、ここでは簡単に説明してみます。

関連記事⇨日本一やさしい株の学校 書評2~株式投資のリスクとリターン~ 

 







損益計算書からみる様々な利益

①売上総利益

売上総利益=売上-売上原価

会社の主な事業活動から得られる利益。いわゆる粗利のこと

一般的に利益として頭に浮かぶのがこの粗利の利益でしょうか。

 

②営業利益

営業利益=①売上総利益-販売費及び一般管理費

売上を得るために費やした費用を差し引いたもの。給料や広告宣伝費などが含まれる

会社の本業で得た純粋な利益になるのかな。

 

③経常利益

経常利益=②営業利益+営業外収益-営業外費用

財務活動など副業で得た収益を含めた、トータルな事業活動によって得た利益を示す

企業の副業の利益といったところでしょうか。本業のみでやっている企業は少ないと思うのでこの利益もチェックしておく方がいいですよね。

 

④当期純利益

当期純利益=③経常利益+特別利益-特別損失-法人税等

1年間の事業活動で税金を納めたあとに残るお金のこと

企業が行ったすべての事業のまとめた利益ということみたいですね。これも重要なポイントかなと思います。

 

⑤当期未処理分利益

当期未処理分利益=④当期純利益+前期繰越利益-中間配当額など

今、企業がもっている処分できるお金。株主総会で配当金等への使い途が検討される

こちらは企業の状況を正確にみることができる数字なのかなと思います。

 

 

キャッシュフロー計算書からみる様々なCF(キャッシュフロー)

営業CF

営業活動によるCF

本業でのキャッシュフローはプラスを確保できているかをみる。マイナスなら経営の行き詰まりが心配

私が実際に株を購入するときは必ずみている数字です。営業CFマイナスの企業の株は購入したくないですね。

 

投資CF

投資活動によるキャッシュフロー

将来に向けての設備投資額が示している。営業活動によるキャッシュフローより少なければ経営は安定していると判断

全然違う解釈をしていました。設備投資というより投資家が行う投資活動という意味で捉えていました。

 

財務CF

財務活動によるキャッシュフロー

適切に資金調達や返済が行われているかをみる。マイナスであれば借入金が減っていることがわかる。積極的な事業投資を行った場合プラスになることがある

 

プラスの数字になっている方が企業の状態は良いと考えていましたが、マイナスで借入金が減るということはマイナスの数字の方がいいのかな。

 

優良企業 成長企業 要注意企業
営業CF
投資CF
財務CF

当たり前だけどやはり営業CFがプラスでなければ企業としてうまくやっていない状態ということになるみたいですね。あとはプラスとマイナスのバランスの問題になるかと思います。

 

貸借対照表からみる自己資本比率

資産の部 負債及び純資産の部
資産 負債=他人資本(返さなければいけないお金)
資本=自己資本(返さなくてよいお金)

貸借対照表とは上記のような部にわかれて構成されている表なのですが「資産の部」と「負債及び純資産の部」の合計は同じ数字となります。

簿記を勉強した人ならわかりやすいんでしょうね。私は簿記はまったくやったことがなく自己流で本を少し読んだだけなのですが何となくのイメージはつかめるかなといった感じです。

 

自己資本比率=自己資本÷総資本×100(%)

自己資本比率は上記の式で導き出せる数字です。もうイメージでわかると思いますが自己資本(返さなくてよいお金)が大きければ大きいほど財務体質は健全であるということですね。

この数字も私は株購入の判断基準にしています。

 

投資判断は数字から読み取れる企業の状態で考えよう

株を購入するときにどんな事業をしているのかはホームページをみれば何となく知ることができます。しかし運営状況などは数字をみないとわかりません。この数字も企業が公表するものなので正しいかどうかはわかりませんが、判断基準のひとつにはしておくべきだと考えます。

少なくとも企業の数字を確認することなく投資することはやめておいた方がいいですね。

 

引用部分は「日本一やさしい株の学校」より

内容を詳細に知りたい方はこちらの本をご覧ください