意を決して胆嚢を腹腔鏡手術で摘出しました。一度救急車で搬送された時はことなきを得ましたが今回はそうもいきませんでした。
前回救急車で運ばれた記事はこちらをご覧ください。
今回は胆嚢を腹腔鏡手術で摘出したお話しです。医療の専門的なことはわかりませんので私の感覚で書いているので正確に伝わるかどうかわかりませんが今後胆嚢摘出を考えている人の参考になれば幸いです。
胆嚢 腹腔鏡手術で摘出の経過
1日目 救急車で緊急搬送そして緊急手術で胆嚢を摘出
とある日の深夜2:30にまたしても胆石による胆嚢の痛みを覚えどうしても我慢できずに救急車にきてもらいました。(まさか自分が二度も救急車で運ばれるなんて思いもしませんでした)
前回の発作の時にまたいつ起こるかわからないと言われていたのですがこんなにも早くまた発作が起こるとは考えていませんでした。救急車で搬送されて診察してもらった結果やはり胆石性胆嚢炎と診断されました。(まあそうだよね)
朝になり主治医が到着してこのまま胆嚢を摘出して方がいいというお話がありそのまま緊急手術の運びとなりました。ネットで調べると胆嚢が炎症を起こしている時は手術はしない方がいいらしいのですが主自治が軽度の炎症なので大丈夫という判断のもと腹腔鏡手術に踏み切りました。
全身麻酔だったのですが昔は背中に注射をされたことがあるのですが今は麻酔の成分が入った空気みたいなのを吸うタイプみたいですね。本当にこれで麻酔が効くのかと思うほど違和感がなかったのですがたぶん数十秒~数分で意識はなくなりました。
後から妻に聞くと手術時間は約1時間30分だったようです。術後に麻酔は切れたのですがその効果と術後の疲れが大きくその日はずっと意識朦朧としている感じでした。
2日目 とにかく眠い&おしっこを管で排尿
術後1日経過しましたがとにかく眠くてほとんど寝ていた記憶があります。腹腔鏡手術といっても体に穴を開けているので体力低下もあったと思いますがとにかく眠くて眠くてしょうがありませんでした。
足に血栓ができないようにきつめの靴下とふくらはぎを揉む機械がついていたのですがやっと外れることになります。
そして12時間ぐらいおしっこをしていなかったので仕方なく管を通して排尿となりました。針みたいなのを指して排尿するのですがかなり痛いという話も聞いていましたがやる人がうまかったのかあまり痛みはありませんでした。
そして管から尿瓶へと排尿するのですがその際に下腹部を押すとじゃぶじゃぶと音が聞こえてきてお腹を押すとこんなに出て行くもんなんだと感心しました。
この日の夜から食事(重湯)が始まりました。
3日目 調子に乗り再び胸痛
腹腔鏡手術の特徴は通常の手術よりも早く元の生活に戻れるというものなんですが私の体調も回復してきて徐々に意識をはっきりしてきました。
術後の出血や胆汁の漏れを確認するためにずっと体に管がついていた状態だったのですがそれも取れることになりました。(これすごい邪魔だったんだよな)
少し調子がよくなるとつい調子に乗ってしまうのが悪い癖ですがこの日の夜に重湯をがぶがぶと短時間に飲んでしましいその後胸痛が起きました。その痛みは救急車で搬送された痛みと酷似していたので何で?って思ったけど医師の診察では穴をあけた部分に一気に食事が流れ込んだので炎症したのではということでした。
急遽痛み止めを点滴してもらい何とか治まりました。
4日目 シャワーでさっぱり
昨夜の痛み止めに眠くなる成分のものが入っていたかどうかわかりませんが午前中はもう眠くて眠くて意識がぼーっとしていました。
午後になるとそれもなくなり久しぶりにシャワーを浴びることができ体も気持ちもさっぱりしました。
この日は昨夜の食事を急いでとったことがあるのでゆっくり食べるようにしました。
5日目 体が軽い、ウミガメの産卵が思い浮かぶ
お腹の動きはいいけどなかなか排便できませんでした。下剤を使うこともあるようですがもう少し待ってみようということで下剤は使いませんでした。
そして朝食を終えた1時間後に便意をもよおしトイレに行くとやっと排便できました。私は毎日排便があるのでこんなにしなかったのはもう記憶がないぐらいです。
久々の排便は何だかウミガメの産卵を思い浮かべました。
ずっと点滴をしていたのですが5日目にして管が外れることになりました。
6日目 眠れない
傷みで眠れないのではなく術後からの体力回復で体が全然疲れていないので夜が眠れませんでした。病院では少し歩いたりしますが基本的には読書・スマホ・食事・寝るだけなので体力をあまり消耗することがありません。
とにかく元気になってきたんだな感じました。
7日目 とにかく暇
人間とは都合の良いもので元気になってくると今度は暇で暇でしょうがなくなってくるんですよね。入院後2回目のシャワーを浴びてさっぱりしました。
8日目 抜糸&退院
術後4~5日で退院して抜糸のみ後から来院する人もいるようですが私は心配なので抜糸してからの退院を選びました。
病院から出た時の開放感をなんと表現すればいいんでしょう。とても清々しい気持ちでした。
胆嚢 腹腔鏡手術後の経過
幸いにして合併症などもなく無事に過ごすことができています。入院してわかったのは日本の医療と医療従事者の仕事に対する姿勢は本当に素晴らしいということです。
医師・看護師の献身的な対応をみていて私にはとてもできないなと思いました。退院時には元気になって良かったですね、もう来ちゃだめだよということを言われ、わずか数日ですが人のやさしさが身に沁みました。
最後になりましたが毎日着替えを届けてくれたり、手続き諸々をしてくれた妻に感謝します。
手術費用等の会計編はこちらをご覧ください。
コメント
初めて書き込みします。いつもブログ楽しく拝見させて頂いています。胆のう摘出、入院お疲れ様でした。だいぶ回復されたようで何よりです。
私も数年前、同じく腹腔鏡手術で胆のう摘出していまして、胆石発作時の痛み・苦しみを思い出しました。医療従事者の献身的な仕事ぶり、そして退院時の解放感、は本当に共感できます。
どうかご自愛ください。
anonymousさん
いつもブログを見てもらっているようでありがとうございます。
anonymousさんも胆嚢摘出の同士なんですね。
あの痛みは経験した者にしかわからないですよね。
これからは体を労わっていきたいです。
あれ?知らんまにそんなことになってたの?
胆石ならよく聞くけど、胆嚢の摘出が必要って相当問題なんちゃうの。
ってか無くなっても大丈夫なもんなん?
ともあれ、良くなってよかったね。
プライアさん
今の主流は摘出みたいですよ。
摘出しても基本的には通常生活に影響はないみたい。
胆石って調べたら結構多くの人があるみたいで発作が起きる起きないは運らしいからプライアさんも気を付けて下さい。
(あ、運だから気を付けようがないね)
それは大変!
何はともあれ元気になって良かったです。
社会生活のベースとなる健康はリタイアどうのこうのは関係ないです。
お互い若くないので体には気を付けましょう。
かぴばらMさん
元気に退院できて良かったです。
自分は歳とったんだなあと感じることが多いですが、それも加味して健康に留意し楽しんでいきたいです。
無事退院よかったです
病気に慣れている人はあまり感じないみたいですが、めったに病気にならない人はけっこうストレスになりますよね。家族が入院中に電話がくるとびっくりしたこと思い出しました。
pinさん
今まであまり入院したことがなかったので退院したときの開放感はすごく感じました。
当たり前だけど病院のお世話にならないようにしたいですね。
今回の記事には、色々と考えさせられました。
思わず、自分にこんなことが起こったらどうするか?
と考えさせられました。
見知らぬ男さん
健康に気を付けていても悪くなるときにはなっちゃいますからね。
私もこれを機に健康についていろいろと考えるようになりました。