多様な生き方・働き方を望むのなら多様な経験が必要

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新卒からずっと同じ職場で20年働いている人と話す機会があったのですが、今からやったことがない仕事や新しい組織に属するのは怖くてできないから今の会社にしがみつくしかないということを言っていたのがとても心に残りました。

これはお金が心配ということではなく新たなことが怖くてできないという意味合いです。

多様な生き方・働き方といっても当たり前ですが出来ない人もいますよね。ただ私はそういう風にはなりたくないと感じました。

 

現状維持に固執する人々

どこの会社にもいるとは思いますが変化に柔軟に対応できないと、昔からそうやってるからで済ましてしまう人がいます。しかし法制度や業界のルールは常に変わっていくので昔からやっているという理由だけではうまくいかないこともでてきます。

これが上場企業や大規模な企業なら敏感に察知して対応していくんでしょうがこじんまりした企業だと一人の意見でまかり通ることが通常です。こういうことを異常と感じない感覚の人ばかりならいいのですがやはり若い世代は違和感を感じるようです。

現状維持に固執する人々はほとんど逃げ切り出来る世代です。年齢でいうと55歳以上が多いように感じます。年齢が下がるごとに違和感は大きくなっていくのではないでしょうか。

 

誰がどうみてもおかしい仕組みなのに誰もがおかしいことを主張しない

ストレステストってやったことがある人はわかると思うのですが、項目の一つに上司に気軽に相談できますかというのがあるんだけど、集計結果で9割ができないと答えていたそうです。その結果をみて上司はショックを受けたということですが、私からみてもできっこないよなという雰囲気があります。

よくわからない理論でも大きな声で押し切ってしまうような雰囲気が出来上がっているので自分より20~30歳年上の上司には面と向かって意見することはできないでしょう。普段の会話をみていても緊張しているのがわかります。

今までの・・・ということを忘れてゼロベースで考えるとどう考えてもおかしいのに、それを正しいとするからどうしても辻褄があわないことが出てきます。しかしそれでも誰もがおかしいと主張しない現状は先細りしかないだろうと感じます。

 

多様な生き方・働き方をしたいなら多様な経験が必要

年齢を重ねるごとに新しいことに挑戦することに億劫になるのが人間というものでしょう。セミリタイアしている人などは自分で自分に合う道をどんどん模索して切り開いていける人が多いですが一般的にはかなり稀な存在なのかなと思います。(=セミリタイアする人は少ない)

人間だれしも何かをやるときは初めてですが多様な生き方や働き方をしたいなら、そうできるような多様な経験が必要でしょう。何が役に立つのかわかりませんが何かをして役に立たないということはないと思うんですよね。

ひとつの自分の軸がはっきりすれば、あとは結構応用がきくような気がします。だから仕事にしても1年ぐらいすればまた別の仕事と移っていっても何の不安もないんじゃないだろうか。冒頭の社員にしても自分の軸というものがないから、新しいことにチャレンジするのが怖いのだと思います。

そうやって色々なことにチャレンジしていくことで、どんな場面でも対応できるようになり多様な生き方や働き方ができるようになってくるのではないだろうか。

 

多様な生き方・働き方はできっこないですか?

現実にはお金の問題がありますから、そうそう多様な生き方や働き方はできないのかもしれません。しかしお金の心配がない人でも出来ない人はいます。もちろん自分で望んでいないのならする必要はありませんが、しんどくて辛いと感じている仕事をしがみついてでもする必要があるのかなと疑問に思います。

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この記事を書いた人
クロスパール

セミリタイアして関西から鳥取に移住しました。インデックス投資・日本個別株とアルバイトをしながらのんびりと暮らしています。自己紹介は「クロスパール」をクリックで。

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コメント

  1. ハマケン より:

    何時も独創的な考え方です。文章が一つ一つ推敲していて説得力が有り妙に納得してしまう効果があり、狐か狸に化かされている感じが否めません。
    やっぱり世のサラリーマンは変化を嫌い安定を好み現状に甘んじる人が多数です。
    私もその一人です。
    多様な経験も応用力がないと無意味です。

    • ハマケンさん
      応用力というかどんどん新しい変化にふれて慣れていくことが肝要だと感じます。
      人間はどんなことにも慣れることができるので、あとは自分の気持ち次第なのかなと思います。

  2. >これはお金が心配ということではなく新たなことが怖くてできないという意味合いです。

    1日でも先に入った方が、先輩風を吹かせられるという日本特有の上下関係。仕事の能力よりも積み重ねた社歴が反映される給与体系。入社初年度はほぼカウントされないボーナス制度。暗黙知という目に見えず文章化されていないその会社だけにしか無いルールが最優先される日本の企業システム等々。日本の企業風土は転職者には極めて高いハードルがそびえてます。

    だから、現状に不満を持ち不平を口にしながらも、渋々とどまり続ける人々が多いんですよね。

    でも、自分にはマンネリなルーチンワークをただこなすだけの死んだような人生を送る方がよっぽど高いハードルで御免被りたいですねぇ。

    • 山中 一人さん
      コメントを読んでその通りのことが今現実に起きていて笑いました(笑)

      仕事に関しては何というか合理性の欠片もないのに何故か自信満々なのは滑稽にしかみえません。
      私も御免被りたいので転々としていこうと思っています。

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