芸術活動をしている人だけが入居できるというアパートに引越してきた北村志織(川口春奈)だったがある日誰もいないはずのエアコンの穴の向こうから声がしてくるのだった。
その声の主は同じアパートに住む平野進(高橋一生)だったが一年後の未来から話しかけているというにわかに信じられない話をはじめる。
未来からの声は北村志織に自分(平野進)を尾行してくれと頼むのだったがその真意とは。
タイムリープを題材にした作品はよくありますよね。今回のように未来からの声が聞こえるというのも王道パターンのような気がします。
もしも自分が過去の誰かに声をかけることができるとしたら誰に話しかけるでしょうか。やっぱり自分自身という方が多くなるように思います。
修正したい過去がない人なんていないでしょうからね。
しかし過去を修正してしまうと現在の自分の状況は変わってくるわけですから微妙な側面も出てきます。そういったジレンマはタイムリープものには常につきまといますよね。
一応今のところは時間は一方向(未来)にしか進まないと考えられています。だからこそ一瞬の時間がかけがえのないものになるわけですが、これが過去に戻れるようになると時間の概念が大幅に崩れてしまいますね。
過去や未来に自由に行き来することができるようになるのならもう生きている意味はあまりない感じがします。
映画では未来からの声に救われることになるのですが、私達は未来からの声を聞くことはないでしょう。未来がどうなるのかはわかりませんがもし未来の自分が困っている状況にあった時に救いの手となる手紙を自分に向けて書いておくというのもいいかもしれませんね。
いわゆる10年後の自分へというやつですね。
さあ、次はどんな映画を見ようかな!?
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