
現在の状況とバリュー平均法を採用した経緯
現在S&P500に連動する投資信託はドルコスト平均法を用いて毎日積立をしています。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 積立中
このS&P500に連動する投資信託に対してバリュー平均法を採用していきたいと考えています。ドルコスト平均法よりも有利に運用できると言われていますが個人的には手間の割にはそれほど変わらないような気もしています。
じゃあなんでそんな手間なことをするかと言うとやってみたいという好奇心からです。また効果があるならよりボリュームのあるものですればいいじゃないかという声もあるでしょうが、資産ボリュームが大きいということは追加する金額も大きくなるということですから、現状難しいものがあります。
そこでちょっとしたスパイスと現実的な金額でできるS&P500運用でのみバリュー平均法を採用することにしました。
バリュー平均法とは何か?
バリュー平均法とはあらかじめ決められたバリューパスに沿って運用商品を売却したり購入したりすることです。バリューパスとは将来の価格の道筋という感じでしょうか。文字ではわかりにくいので表で示してみますね。
1万を毎月積立して年利3%運用した場合の四半期ごとのバリューパスは次のようになります。
3%(四半期0.75%) | |
2019年12月 | 0 |
2020年3月 | 30,225 |
2020年6月 | 60,677 |
2020年9月 | 91,357 |
2020年12月 | 122,267 |
2021年3月 | 153,409 |
2021年6月 | 184,785 |
2021年9月 | 216,395 |
2021年12月 | 248,243 |
こちらは2019年12月を起点とした場合のバリューパスとなります。つまり四半期ごとに資産額を確認してバリューパスに到達していなければ追加購入して、超過していれば超過分を売却するということになります。
これは一般的なバリュー平均法なんですが私はバリューパスを2本使おうと考えています。例えば3%と5%のバリューパスを引いて3%以下なら追加購入、5%以上なら超過分売却という形です。
これはMBA太郎さんが行っている方法です。MBA太郎さんとは一度オフ会でお会いさせてもらっていてその後もブログを通して交流させてもらっています。
バリューパスの下限と上限を決める

上記はS&P500の過去30年のデータです。30年の年率平均は+8.6%となっており驚異的な数字ですよね。上限については8%でいいと思うんですよね。下限については3%にしようと考えています。これは最低3%はリターンが欲しいという願望からです。
つまりバリューパスを2本使ったバリュー平均法は次のようになります。
・リターン3%以下の場合は購入
・リターン8以上の場合は売却
・3~8%の場合は何もしない
()は四半期 | 3%(0.75%) | 8%(2.00%) | 資産額 | 購入額 | 売却額 |
2019年12月 | 0 | 0 | 0 | +の場合購入 | +の場合売却 |
2020年3月 | 30,225 | 30,600 | 30,300 | -75 | -300 |
2020年6月 | 60,677 | 61,812 | 65,000 | -4,323 | 3,188 |
2020年9月 | 91,357 | 93,648 | 92,000 | -643 | -1,648 |
2020年12月 | 122,267 | 126,121 | 118,000 | 4,267 | -8,121 |
例えばこのような推移になった場合は、2020年3月(何もしない)、2020年6月(3188円分売却)、2020年9月(何もしない)、2020年12月(4267円分購入)ということになります。
バリュー平均法運用開始は2019年12月
バリュー平均法は起点を決めなければなりませんが2019年12月1日にしたいと思います。四半期ごとの確認になりますので3・6・9・12月に確認していくことになりますね。
ちょっとした遊び心があってこれから楽しみになりそうです。
コメント
今までで一番わかりやすいバリュー平均法の説明でした。
やる気がわいてきました!
ありがとうございます。
シギさん
お褒め頂きありがとうございます。
私自身もよくわからなかったので試行錯誤しながらわかりやすく書いたので伝わって良かったです。