今週の日本株式市場は荒れに荒れた感じになりましたが株式市場でこのような展開は必ず訪れるものです。もし現状の相場に疲れてしまい普段通りの生活ができない状態であればリスク許容度を超えている可能性が高いのでリスク資産を今後減らしておくことが無難です。
また含み損が増加してきたので売却してしまいたいと感じる人がいるのなら、自分が株を購入した理由を考えてみてはどうでしょうか?
株主優待が欲しかったから、成長しそうな企業だったから、など株を購入した理由があると思いますのでその前提が崩れていなければ株価が下落しても売却する必要性は低いと考えます。いわゆるろうばい売りには注意したいですね。
日本株では運よく私は利益を出してこれましたが株を何となく選ぶのではなく自分の指針を決めて選んだ方が良い結果になりやすいと考えてネットや書籍を参考にしてスクリーニングの数字を決めました。
FXをしている時は本当に何となくやっていたんだなあと今更ながら痛感します。結局大損して終わってしまいました。
当時を振り返った記事はこちらです。
紆余曲折ありながらある程度は数字で選んでいった方が良好な結果が出やすいと肌感覚で感じたので最近はまず数字で株を洗い出しています。自分の指針が固まっていない時は数字というものを指針にしてみてはいかがでしょうか。
財務良好な日本株を選ぶ数字の条件
各証券会社ではスクリーニング機能があると思うので自分で決めて一定の数字を入れていきます。私の場合は次の数字を入れています。
1 | PER 20倍以下 |
2 | PBR 0.5~1.5倍 |
3 | 配当利回り 3.5%以上 |
4 | 自己資本比率 50%以上 |
5 | 売上高営業利益率 10%以上 |
6 | 現金>有利子負債 |
SBI証券で財務良好な日本株を選出


画像はクリックすると大きくなります 参照:SBI証券
例として、1439安江工務店をみていきます。コードをクリックすると企業の詳細がみれるページに移動できます。各種項目がありますがここでは普段私が見ている項目を挙げていきます。


参照:SBI証券
会社の業務内容や今後の展開が記載されています。もっと詳細に知りたい場合は企業のホームページへのリンクがあるのでそちらで確認します。ここで私が注目してみるのは事業内容や今後の展開もそうなのですが「本社」「店舗」の項目です。
特に店舗数が全国に点在していることは災害リスクを軽減できると考えています。
次に見る項目は「キャッシュフロー」の部分です。ひとえにキャッシュフローと言っても「営業CF」「投資CF」「財務CF」の3つがあります。最も注目したいのは営業CFです。ここがマイナスの場合は投資対象には基本的にはなりません。
「現金等」「有利子負債」の項目も確認してます。業種にもよりますが有利子負債は少ない方がいいですね。出来ることなら「現金等>有利子負債」の財務を好みます。


参照:SBI証券
基本的に10年チャートと1年チャートを見ています。10年チャートでは相対的に今の株価水準がどの位置にあるのかを見ます。1年チャートでは直近の動きを確認してます。今回のチャートでは10年・1年ともに底付近で買い場と判断してもいい状態ですが、財務状況をみる限りではとても買うことはできないという判断になります。
また私はRSIも参考にしていてこちらは教科書通りに70%以上を買われ過ぎ(売り時)、30%以下を売られ過ぎ(買い時)と判断しています。
バフェット・コードを有効活用
基本的なスクリーニングは上記の通りなのですがSBI証券では売上高営業利益率の数値を入れる項目がないんですよね。そこでいろいろ調べていくとバフェット・コードというとても便利なサイトがあることを知りました。

参照:バフェット・コード
PBRの幅は設定できないようですが営業利益率の数字を入れることがでるのでとても重宝しています。営業利益率10%以上というのは財務状況の数字をみればすぐに計算できるのですが営業利益があまりいい状態でない企業を省いてくれるので助かります。

画像はクリックすると大きくなります 参照:バフェット・コード
こちらのサイトは自分好みにスクリーニングできるので一度試してみてはどうでしょうか。
財務良好な日本株を選ぶまとめ
数字で株を選出するのですがあくまで購入する為の条件の一部分です。安定性がある企業を選ぶのか、成長性のある企業を選ぶのかなど個人の投資方針によってスクリーニング条件なども大きく変わってくるでしょう。
私は配当金や株主優待を目的に株を選ぶことが多いので財務良好というのはそれらを維持するために必要なことだと考えています。
冒頭にも書きましたがある程度は数字で選ぶ方が何となく投資をするよりも結果は良好になると実感していますので数字を活用していない人は一度検討してみることをおすすめします。
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